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140字で映画はどこまでかたれるか。

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タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
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2024年9月の記事一覧

「ツイスターズ」(2024年)は、竜巻に取り憑かれた主人公の無謀すぎる挑戦を描いたパニック映画である。「ツイスター」(1996年)の続編のように見えて実は別物だが無関係というわけでもない微妙な物語ではあるが、暑すぎる夏の暑気払いにはうってつけのイベント映画としてそれなりに楽しめる

山本倫生
4か月前

「マッドマックス2」(1982年)は、秩序が崩壊した世界で起こる無法者同士の血みどろの戦いを描くアクション映画。みんな大好きマッドマックスの原典ともいうべき大傑作だが、今見るとしっかり舗装された道路で珍奇な格好をしたオッさんたちが遊んでいる感じが妙に微笑しかったりして……

山本倫生
4か月前

「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re;Re;」(2024年)は、6月公開の前編に続く総集編の完結編にあたる中編アニメ映画。テレビシリーズ後半4話分を再編集しているためボリューム不足の感は否めないが、喜多ちゃん(キャラ名)ファンにはたまらない構成がそれはそれでまた良いかもと思ったり

山本倫生
4か月前
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「インサイド・ヘッド2」(2024年)は、2015年公開作品の続編となる長編アニメ映画。人間の感情を擬人化したキャラクターたちの活動が「自分自身の成長」に資しないという構造的欠陥をどうするのかと思っていたが、人数が増えただけで特に何の工夫もない心のこもらぬ凡作となってしまった。

山本倫生
5か月前
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「デューン砂の惑星」(1984年)は、同名小説を原作としたSF映画。公開当時非難轟々だったデヴィッド・リンチの演出も現在の目で見れば、独自の美意識を優先した画つくりがむしろ新鮮に映る堂々たる映画であった。完成しなかったDUNEの監督に笑われる謂れはまったく無いと思いますね!

山本倫生
5か月前
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