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140字で映画はどこまでかたれるか。
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タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
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「関心領域」(2023年)は、ナチスドイツが行なった史上最悪の悪行を“音”だけで表現することに固執したホームドラマ。映画館の音響設備でのみ感じられる音の圧が不快で息苦しいというのはおそらく空前絶後で、それこそ新鮮な体験だったが、「絵」が余計なことをして感動が半減というのがね……
山本倫生
4か月前
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「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション〜後章」(2024)は同作の前章に続く二部作の完結編に当たるアニメ映画。侵略者は敵ではないという種明かしは想定通りだったが、リセットマラソン的なトリックはよく考えると本編とは関係ないのではと思わなくもなく。消化不良感は半端ないかも?
山本倫生
5か月前
2
「トラペジウム」(2024年)は、目的のためなら手段を選ばないアイドル志願の女の子の生き様を描くアニメ映画。「仲間」や「友達」を軽々しく口にする手前勝手で空虚な主人公像は目新しいというよりはどこか違う世界の生き物みたいにしか見えず、感動の青春ものとして見るのは無理筋というもの。
山本倫生
5か月前
2
「レベルムーン」二部作「炎の子」(2023)と「傷跡を刻む者」(2024)は、惑星間貿易摩擦を描いたSF映画。搾取される農民が腕に覚えの用心棒を雇って反撃するという全てが「どこかで聞いた」物語でも構わないが、「続きがあります」は大いに困る。4時間も付き合わせてそれはないだろうと。
山本倫生
5か月前
2
「胸騒ぎ」(2022年)は、最悪の週末旅行で幼い子供たちが犠牲になるタイプの物語なので、その手の展開が苦手な人には全く勧められない映画である。理解しあえない他者同士で起きる摩擦を描くにしても、一方が狂った「無敵の人」では結末を見るまでもない。中座してコーヒー飲んでれば良かったかも
山本倫生
5か月前
1
「ゴジラ×コング新たなる帝国」(2024年)は、アメリカゴジラとモンスターバースシリーズの最新作で同名映画の第2作にあたる。「怪獣が破壊の限りを尽くす」ことにリソースを全振りした演出がうまくツボにハマった稀有な例であるのは間違いなく。もしかすると国産のアレよりは好きかもしれない
山本倫生
5か月前
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