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140字で映画はどこまでかたれるか。

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タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
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2024年5月の記事一覧

「キラー・ナマケモノ」(2023年)は、虚栄心だけで生きる大学生の寮長選挙で起こる惨劇を描くホラー映画である。パソコンでエゴサしたりスマホで自撮りしたりとやりたい放題のナマケモノくんに多少なりのリアリティを与えているのはアニマトロニクス人形のお陰であろう。役者の反応も全然違うね!

山本倫生
6か月前
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「恐怖の報酬」(2024年)は、油田火災鎮火という不可能ミッションに挑む男女を描くサスペンスアドベンチャー映画である。過去に二度映画化された名作中の名作をリメイクする重圧は只ならぬものと推測されるが、ニトログリセリン満載のトラックを銃撃戦に晒すとか正気を疑う映像が続出して(絶句)

山本倫生
6か月前
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「リンダはチキンが食べたい!」(2023年)は、子供のわがまま?から始まる大騒動をユーモラスに描くアニメ映画である。いかにもインテリっぽいアート志向のアニメとヒューマンコメディの融合が、「意識高い系(笑)」とも捉えられかねない節もあり素直に楽しめない……かも知れない知らんけど。

山本倫生
6か月前

「アイアンクロー」(2023)は、実在したアメリカのプロレスラーとその家族が辿った栄光と挫折を描く映画である。専横的な父親に振り回される家族、特に息子たちを見舞う悲劇を現代の視点で指弾しない、抑制の効いた演出が非常に好ましい。ブレンバスターはコンクリートの上でやってはいけません。

山本倫生
6か月前
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