マガジンのカバー画像

140字で映画はどこまでかたれるか。

305
タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
運営しているクリエイター

2024年1月の記事一覧

「ウィッシュ」(2023年)はディズニー長編アニメーション最新作にして原点回帰を思わせる堂々たる“ディズニー映画”として大人も子供楽しめる……かどうかは観客次第という感じの微妙な作品。併映の短編映画も含めて創業100周年の告知以上の「何か」が感じられないのは如何なものかと。

山本倫生
10か月前
1

「トーク・トゥ・ミー」(2022年)は、死者と繋がれる呪具に取り憑かれた女子大生の運命を描くホラー映画。違う世界を垣間見る道具をドラッグ濫用の暗喩として描く視点は良かったが…家庭崩壊に瀕する家族の問題が入ってきたり些か迷走気味の展開にどっちらけ。Z世代(笑)の映画というべきか?

山本倫生
10か月前
2

「チキンラン〜ナゲット大作戦」(2023年)は、同名ストップモーションアニメ(2000年)のその後を描く続編映画。Netflixが製作に絡んでも「子供向けアニメ」など作る気がない製作会社の暴走は必見だが、しばらくチキンナゲットの類が食べられなくなるのは覚悟したほうが良いかも……

山本倫生
10か月前

「鬼太郎誕生〜ゲゲゲの謎」(2023年)は水木しげるの超有名キャラクター誕生秘話を描く長編アニメ映画である。子供向けアニメに横◉正史とか○本清張的なドロドロした昭和の雰囲気を漂わせたストーリーが醸し出す異様な迫力に目を瞠るものがあるが、肝心の鬼太郎誕生には全く触れてなくて困った…

山本倫生
10か月前
2

「窓ぎわのトットちゃん」(2023年)は、黒柳徹子の自伝小説を原作とした長編アニメ映画。普通とは少しだけ感覚のズレた子供から見た“戦争”が、瑞々しく描けば描くほどより陰惨になっていくと知りながらこの映画を「感動作」として世に問う制作者の厚顔ぶりに驚き呆れる一作だ。

山本倫生
11か月前
1