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140字で映画はどこまでかたれるか。
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タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
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「ナポレオン」(2023年)は、フランス革命期の軍人革命家の栄光と挫折を描く歴史映画である。冷静沈着で有能な軍人と惚れた女にめっぽう弱い脆弱な一面を併せ持つ「最も多くの映画に登場した歴史上の人物」の最新作は後者により焦点を当てた作劇で、ナポレオンが情けない男に見えるところが何とも
山本倫生
11か月前
2
「首」(2023年)は、本能寺の変に題材を取った北野武の小説を本人が脚色演出した時代劇映画である。主役も兼任するたけしの周りで繰り広げられる男同士のくんずほぐれつ…もとい愛憎劇や過剰で無意味な東洋趣味など、賞狙い見え見えの作風が鼻につく退屈な「巨匠の作品」人はこうして老いていく…
山本倫生
11か月前
「マーベルズ」(2023年)は、「キャプテン・マーベル」(2019年)の続編にあたる“いつもの”アメコミ映画である。一人が三人になってパワーアップするのかと思わせて同じようなキャラクターが入れ替わっているだけの何の新味もない退屈なストーリーに思わず天を仰ぎ見る。猫は可愛い♡
山本倫生
11か月前
2
「駒田蒸留所へようこそ」(2023年)は、想い出の蒸留酒復活に挑む若者たちをめぐる群像アニメ映画である。復活の鍵を握ると思われる主人公の一人の独特な美意識の件がほとんど使われることがなかったため「アニメーション」で制作する意味が見出せなくなってしまった残念な作品という印象。
山本倫生
11か月前
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「火の鳥エデンの花」(2023年)は、手塚治虫の漫画「〜望郷編」をベースにした長編アニメ映画である。悲観主義的な手塚漫画のアニメ化としては上出来な作品だが、原作の解釈としては少し疑問が残る。「浦島太郎」では主人公がたどる悲劇が伝わらないようにと思われて原作に手を出し漸く納得した。
山本倫生
11か月前
2
「ゴジラ−1.0(マイナスワン)」(2023年)は“怪獣”ゴジラと“日本人”の息詰まる攻防を描く怪獣映画である。徹底的に練り込まれた状況から実現した「ゴジラ対大日本帝国海軍(の生き残り)」の戦いを正面から捉えるエンタメ作品が成立したことに感嘆の念を禁じ得ない、奇跡のような映画だ。
山本倫生
1年前
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