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140字で映画はどこまでかたれるか。
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タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
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「地球防衛軍」(1957年)は、異星人の侵犯に敢然と立ち向かう国際組織の攻防戦を描くSF映画である。脂の乗り切った円谷特撮の外連と、低下した日本人の防衛意識への警鐘を忍ばせる本多猪四郎の熟練の演出が楽しめる大人のエンターテイメント作品で、令和の観客でも十分楽しめると思われる。
山本倫生
1年前
2
「バービー」(2023年)は、女児向け人形玩具を題材に大の大人が真剣にふざけるギャグコメディ映画である。悪い意味で目立ってしまった印象だがメタフィクションとして優れた一作であることは間違いなく。フェミニズムや女性嫌悪など全方位に喧嘩を売る姿勢も嫌いではない。損してるとは思うけど。
山本倫生
1年前
3
「特別編・響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜」(2023年)は、同名テレビならびに劇場版シリーズの“4年ぶり”の新作となる中編アニメである。テレビシリーズ第3期への繋ぎとして本エピソードを採用する京都アニメーションの仕事には感服の一言だが、作画はやや不安な面も……。
山本倫生
1年前
1
「トランスフォーマー:ビースト覚醒」(2023年)は、同シリーズの6年ぶりの新作にして「バンブルビー」(2018年)の続編に当たる玩具のCMである。映画を期待するのは無駄と承知しているが、観客層を絞れていないのは今後のシェアードユニバース構想の妨げになるのではと思わないでもなく。
山本倫生
1年前
1
「イノセンツ」(2021年)は、ノルウェーの集合住宅に集う“おそるべき”子供たちの日常を描くホラー映画である。森の唸りや湖の小波、埃や塵の舞い上がる音まで計算し尽くされた「静かなノイズ」が、観客の精神に容赦なく重く厚く圧しかかる。倍速再生厳禁、劇場の良い音響でみるべき映画だ。
山本倫生
1年前
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