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140字で映画はどこまでかたれるか。

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タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。
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2023年8月の記事一覧

「愛しのクノール」(2022年)は、子ブタと9歳の女の子の心温まる交流を描くパペットアニメーション映画……のはずだが、どう考えても子供向けではない過激表現に思わず固まってしまう怪作と呼ぶ方がしっくりくる。動物愛護団体やPTAは大激怒、お子様は大喜び…となるかは感性次第という感じ?

山本倫生
1年前

「Pearl〜パール」(2022年)は「X〜エックス」(2022年)の前日譚に当たるサスペンスホラー映画である。前代未聞の高齢者殺人鬼夫婦がいかにして作られたかが明らかとなることで、前作の評価が180度変わってしまうという変わったタイプの映画で現在制作中の第3作にも期待が募る。

山本倫生
1年前

「君たちはどう生きるか」(2023年)は、宮﨑駿とスタジオジブリによる「宮崎駿でもスタジオジブリでもない」脅威の映像体験である。自分に課していた全ての束縛を引きちぎり予想もつかない方向へ暴走していく巨匠の“仕事”を同時代に享受できる僥倖に打ち震えるのみである。訳わかんないけども。

山本倫生
1年前
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「インディ・ジョーンズと運命のダイアル」(2023年)は、同シリーズの5作目に当たる冒険ファンタジー映画である。ルーカスが抜けスピルバーグが抜けた穴を埋めるべく文字通り身体を張るハリソン・フォード氏に敬意を表して敢えて言わないが、流石にインディJr.の扱いは酷いと思う。

山本倫生
1年前