落葉

涙ひとしずく 零れて今更

君にその意味なんて問えない

あの時僕が少し大人だったら

その意味を理解してあげられたのかな


まるで嘘みたいに綺麗な茜空

言葉にすれば 翳んでしまうよ


いつか君と見た夕陽に

疑う余地はないけど

君の真ん中にいさせて

ずっとはぐれないように



落葉舞い踊り 孤独な手のひら

明日をためらいながら迎える

昨日の僕は君を忘れられない

言葉より強いものなんてあるのかな


不器用な自分に素直に戻りたい

そしたら君を迎えに行けるよ


いつか見た夢の続きに

抗うこともないけど

君の夢だけは見させて

ずっと忘れないように


いつか君と見た夕陽に

僕は涙を見せない

あの日の君の涙の意味

やっと理解出来たから



さよならと気付いたから

ずっと忘れないように

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日比野丸天
使い古された言葉の数々が、見知らぬ誰かに届くことで、また違った意味を持つと言うのなら、それはそれはとても尊いことにございます。