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「同じ小学校なのに…」日本文教出版(3年生)【国際理解、国際親善】
今回の記事では、子どもたちにとって遠い存在とも感じてしまう「国際理解、国際親善」を扱った教材をご紹介します。
そのまま授業できるように「発問」「説明」「指示」と分けて記載しています。ぜひ、ご活用ください。
1,教材
「同じ小学校なのに…」日本文教出版(3年生)
2,内容項目
【国際理解、国際親善】
学習指導要領解説編のねらいでは「他国の人々や文化に親しみ,関心をもつこと」(第3学年及び第4学年)とされている。特に、この段階では「共通点」「相違点」といったところがポイントである。
そこ辺りを意識して授業づくりを行った。
3,学習テーマ
【外国とのつながりがあると嬉しく感じるのはどうしてだろう?】
4,授業のねらい
ハワイと日本では同じ小学校でも違いがあることはどうしてかを考えるとともに、ハワイに日本のお寺や盆踊りなど「つながり」があることをうれしく感じる理由を考えることを通して、外国との文化の違いを理解したりつながりを感じたりしようとする心情を育てる。
5,授業の流れ
発問①:みなさんが知っている国には、どんな国がありますか?
だれでも答えられる発問からスタート。アイスブレイク的な役割もある。
子どもたちは、次々と、知っている国をあげるだろう。5つほど聞いて次に進む。
説明①:外国にも、日本と同じように小学校があります。
発問②:外国の小学校と日本の小学校って同じなのかな?
指示①:4→ほとんど同じ 3→まあまあ同じ 2→まあまあちがう 1→ほとんどちがう
4,3,2,1の中から自分の考えに近いものを選びましょう。
子どもたちに選ばせる。「小学校なんだから同じじゃないの?」という意見や「外国と日本は違うんじゃない?」と様々意見が出るだろう。選んだ理由をそれぞれ聞いてから次に進む。
指示①:今から「同じ小学校なのに…」というお話を読みます。「自分の心が動いたな」と思ったところに線を引きましょう。線の横に、いいなぁと思ったところは○、よくないと思ったところは×、いいのか悪いのか分からないと思ったところは△をつけましょう。
~教材範読~
発問③:どこにどんな記号を付けましたか?
※意見を聞きながら黒板に構造的にまとめていく。★板書例参照
※意見に対し「どうして○(印)をつけたの?」と問い返していく。理由までは板書には記さない。
発問④:同じ小学校なのにハワイと日本では、どうして違いがあるのでしょう。
※道徳ノートに記す
説明②:ハワイと日本には、ちがいはあってもハワイにお寺があったり盆踊りがあったりしますね。
発問⑤:ハワイと日本にこうしたつながりがあることをどう思いますか?
「ハワイに日本のものがあることはうれしい」
「どうしてハワイに日本のものがあるのかな」
発問⑥:ハワイと日本に「つながり」があることをうれしく感じるのはどうしてなのだろう?
※道徳ノートに記す
数名指名し、意見を発表させて授業を終える。
☆板書はこちら
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