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経営者の裏と表

経営者には、裏と表が必要であると思う。
ここで言う裏、表というのは、単純な自分の心の裏表の話ではない。
心でどう思っているかは別として、自分がとる行動のことだ。
今回はこの辺りについて書き綴っていく。


人を動かす/D・カーネギー

経営者がビジネスとして人と接する時の一般的な行動。
これを「表」の行動と定義する。

表の行動には「論理的な心理」の力を効かせることが重要だ。
特に「人を動かす」時、何も考えずに相手と話しても、思ったように動いてもらえる可能性は低い。
スタッフに本来の能力を発揮してもらう。
外注先に本気を出してもらう。
顧客から信頼を得る。
こういった時に経営者がとるべき行動には、ある程度共通のセオリーがある。

それを学べるのがこの書籍だ。

Amazonより

残念ながら、私の場合は経営をはじめて随分経った後に、この書籍を読んだ。
その経験と自分の行動の答え合わせをするような読み方となってしまった。
できれば、経営をはじめる前、もしくは直後に読んでおきたかった書籍だと感じた。

ホモサピエンス全史/ユヴァル・ノア・ハラリ

ある程度の期間、経営を続けた人の多くは「表の行動」を取得する。
人を動かすセオリーを知っている。
しかし、それだけでは足りない何かを感じることが多々ある。

私は、その深淵に向かうには「人間の本能的な部分」に対しての理解が必要になると思っている。
人は、本能的センサーに何かが触れた時、セオリーから逸脱し、論理的な行動から外れることがある。
これを「裏」の行動と定義する。
経営者なら、誰しもがこれに苦しんでいるはずだ。

裏の行動を知るには、経験の他、地道な知識の積み重ねが必要だ。
私が知る中で、一番その根底を知るにふさわしいと思う書籍がある。

Amazonより

それが「サピエンス全史」という書籍。
特に、上巻の前半部分。
多くの零細企業の経営者にとって、経営のヒント、特に「組織固め」や「事業拡大」のヒントとなることがたくさん書かれていると感じた。

裏と表を合わせた深淵

正直、この書籍は人におすすめしづらい。
刺激が強すぎると感じる人も多いと思う。
しかし、私にとっては、非常に勉強になる内容だった。
表を知り、底知れない裏の深淵を覗く書籍だ。
興味がある人は、覚悟を決めて、どうぞ。

Amazonより

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