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ヘップってなんなん?【職人さんについて】 Vol.25

ヘップってなんなん?
ヘップの名称の語源として1954年、映画「ローマの休日」でオードリーヘップバーンが履いていたフロントオープンバックレスサンダルを親しみ込めてヘップサンダルと呼ばれた事だと業界では言い伝えられています。そのヘップサンダルを通称ヘップと業界で呼んでいます。
著作権の問題があるかもしれないので画像は載せることが出来ませんが、アン王女(オードリーヘップバーン)が街にくり出すシーンの中で、露店で履物を買って履き替えるシーンがありますよね。そのシーンの履物がヘップの語源と言われてます。興味のある人は休日に映画観てみて「ローマの休日」だけに笑

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職人と言えばみなさんはどのような方を想像しますか。私にとっては、工芸に携わっている職人さんと工業に携わっている職人さんです。

食べ物を扱う「寿司職人」さんは今回の私が思う職人とは例外とさせていただきます。(寿司好きなので寿司職人さんは尊敬しています。例外にするのに他意はありません。)

職人とは広辞苑無料検索によると①手先の技術によって物を製作することを職業とする人。大工・左官・指物師など②中世の手工業組織であるギルド・座などで、親方の下で生産に従事した雇人。となっています。

私は職人とは、工芸においては伝統工芸に携わってる職人さんとずっと思っていました。確かに今思えば大工・左官・指物師さんなども尊敬する職人さんであることには間違いありません。認識を改めました。

今回語る職人さんとは工芸と工業についての職人さんについてです。

さて、工芸に携わる職人さんはどちらかと言えば一品物の商品を作るために一子相伝の技術を駆使してほぼ一人でモノづくりをされている方で、いわば一点物の工芸品を作るためにその人生をかけておられるというふうに勝手に思っています。

対して、私のように履物を製造している工業に携わる職人さんは、工程の中で、裁断したり、ミシンかけたり、吊込したり、底付したり、それこそ内職したりして頂いてる方たちも職人さんと思っています。

工業において職人さん達がいなくなれば当然生産に支障が出ます。その工程においてプロフェッショナルなので、他の人には任せることができません。

工業に携わる職人さんとは、分業する中では一つのパーツとなりますが、一本の糸がピンと張っているようにしっかり繋がっています。その糸が切れてしまうとバラバラになり商品にはなりません。

私の中では、工芸の職人さんは伝統工芸品を作るために、いっぽう工業に携わる職人さんは、一つの工程の中で、プロフェッショナルな技術を駆使して、より良い商品作るために日々モノづくりに取り組んでいく方たちだと思っています。

もっと言えば、伝統工芸の職人さんは自分が思うものや作りたいものを作り、工業の職人さんは商品を作っているように思います。アーチストとクリエーターの違いのように感じています。

今までは、弊社でも作る工程や、根幹にになる部分などは、非公開でまず表に出すことはありませんでした。

しかし、今の時代、生産者を表に出すことが当たり前になってきています。そこでまず、今までのnoteで工程などを公開しています。(Vol.14〜17)

先日、弊社が作っている商品をお客様に買って頂いた時に、接客していた方が「この人が作ってるんですよ」紹介してくださいました。その時「作っている方にお会いできてよかった」といって頂いのを今でも嬉しく思っています。

いずれにしても職人さんはお客様が欲しているものを作ることに関しては同じだと思います。そのお客様にとって良い商品をお届けするために日々試行錯誤しています。

モノ作りは職人さんのチカラから生まれます。そのチカラに感謝です。

私の独断な解釈ですので間違いないとは限りません。その時はご了承お願いします。

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ヘップ親父渾身の•••(買ってください笑)
https://marusanfootwear.stores.jp/
https://marusanfw.thebase.in/

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