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成功企業から学ぶ、海外事業

Sai&です。
私は現在会社員をしながら、「海外法人設立・海外人材の雇用管理」事業の立上げに向けて日々邁進しています。

最近読んだ書籍や公開資料を元に、海外で成功している企業から学ぶ海外事業の戦略について書いてみます。
初回に当たる本記事ではファーストリテイリングの戦略です。

【自己紹介(2024/09時点)】
・1995年東京生まれの29歳
・現在は事業会社でM&A業務や海外事業に携わる会社員
・ヨーロッパでの法人設立、ビザ取得、清算等の経験あり
・起業に向けて奔走中(売上は現在ゼロ)
・得意なこと:色んなバックグラウンドの人と働く。数字にこだわる。最後までやり切る。
・好きなもの:フィットネス (ボクシングとHIIT), Kpop, 不動産

ファーストリテーリング

「3年で50店舗の目標設定。… 英国内に21店舗まで膨らんだ店舗網をいったん整理することを決めた。ロンドンの5店舗にまで集約し、大型な人員削減に着手」

(「ユニクロ」杉本貴司より)


今や世界中に店舗を構え、海外展開を成功させたユニクロも2001年の海外初出店時には上記のような撤退戦略を実施しました。

当時の失敗要因として「ユニクロ」を体現できなかった、ということでありますが、
具体的には以下のような反省と新規戦略を打ったことがわかります。

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・経営理念の共有:ローカル経営プロ集団を解散し、日本での実務経験者を代表にして企業風土を浸透させる
・国内店舗と同じ店舗設計・オペレーション管理:現地の競合他社に合わせず、国内の店舗設計を維持。さらに、マニュアル内ですべてのルールを明確化する
旗幹店のオープン:目立つ通りに旗幹店を開き、現地マーケットの認知を高める

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言葉にすると実に単純に見えますが、
同じく海外事業展開に勤しんでいる身としては、
以下のようなハードルがあったのではないかと推察します。


・旗幹店にかかる大規模な投資額の確保と、投資回収にかかるプレッシャー
・日本国内の設計やオペレーションと完全一致は難しい時、どこまで妥協するのかという問題
・本国と同じを目指すがゆえに現地社員の定着が進まない、あるいは拒否反応(に伴う退職)
など多くのチャレンジがあったのではないかと想像します。

そういった意味でも「ユニクロ」という書籍は非常に興味深く、同じ海外進出経験者として深く頷く点ばかりでした。

余談

海外事業を担当する人たちは、事業規模は違っても、共通する経験を持っているように感じます。そのため、テーマを決めて、座談会のような形でお互いの学びを共有する場を作ると面白いかなと思いました。興味がある方は、お気軽にご連絡ください。
saian.co.jp@gmail.com



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