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男の子同士が手をつないでいてもなんとも思われないのに、大人の男同士が手をつないでいると何かしら言われるのはなぜ?

最近、毎朝近くの公園を散歩するのが日課になりつつある。自然に触れる時間を持つ大切さを改めて感じる。

他に近くに大きな公園がないからだろうか、保育園の子どもたちがよく遊びに来ている。駆けずり回ったり、水遊びをしたり、友達やお母さん、保育士さんと触れ合ったり。それぞれ思い思いに過ごす様子を見るにつけ、その日一日、気持ちよく過ごせる気がしてくるのだ。

そして今日も子どもたちは無邪気なエネルギーを放ちながら、公園にいた。そこでふと、気付いたことがあった。

保育士さんたちの指示で、子どもたちはよく手をつないで歩いている。女の子同士のペア、男の子同士のペア、女の子とと男の子のペア、3人以上で手をつなぐ子たち、構成は様々だ。

しかし、どの子たちも恥ずかしそうな様子など全くない。当たり前のように手をつないでいる。

そこに今日、「気付き」を得たのだ。



子どもたちが男同士で手をつないで歩いていても、特に何も言われない。違和感も持たれない。しかし、大人の男が男同士で歩いていたら・・・?いや、小学生でも男同士で手をつないで歩くということはほとんどないのではないだろうか。

日本において、手をつないで歩く大人を見かけるとしたら、子どもの手を引いて歩くお父さんお母さん、男女のカップル、仲の良い女子中学生、女子高生たちといったところだろう。

いまこの記事を読んでいるあなたは、大人の男同士が手をつないで歩く姿を街中で見かけた場合、何を思うだろうか?



以前、Facebookのタイムラインでこんな投稿を見かけた。

「今日ね、渋谷を歩いてたら、男2人で手をつないで仲良く歩いてるのを見かけたのー!きゃー!!」

彼女はその投稿で一体何を伝えたかったのか、僕にはわからない。

僕としては「だから、何?」としか思えなかった。もし男女のカップルが手をつないで歩いていたとしても、そんな投稿はしないだろう。女子中学生が仲良く2人で手をつないでいても、同様だろう。

なぜ、なぜに、男同士だとそのように特別視されてしまうのか。

先ほど、男同士で手をつないで歩いている子どもたちもいたが、恥ずかしそうな様子は全くなかった、と書いた。

彼らは「男同士で手をつなぐこと=気持ち悪い、恥ずかしい」などという信念はまだ持ち合わせていないのだろう。だとすれば、それは自らの内から湧き上がって形成されるようなものではなく、社会や環境から植え付けられるものだと言えるのではないだろうか。

学生時代、男同士で仲良くつるんでいるような場面があると、必ず誰かが「お前らホモか?気持ち悪い」と揶揄したものだった。それは生徒であることもあったが、教師がそのような発言をすることも少なくなかった。いま思えば、それは間違いなく、「洗脳」だった。

なぜ男同士で仲良くすることが気持ち悪いのか。おそらく、そのような言葉を放つ彼らも理解してはいないだろう。なぜならば、彼らも「洗脳」されてきた歴史があるからだ。

中には本当に、心の底から、「気持ち悪い」と感じるひともいるかもしれない。しかし、親や教師、メディアや文化からの「男同士で仲良くすること=気持ち悪い」という刷り込みによって、気持ち悪いと「思わされている」ひとたちも少なくないのではないかと思ったのだ。

「お父さんやお母さんや先生が『気持ち悪い』って言ってる!あれは気持ち悪いものなんだ!」とか、「周りに『気持ち悪い』って言われてしまうから、男同士で仲良くするのはやめよう」とか、自分の感覚ではなく、他人から植え付けられたものによって、思考パターン、行動パターンが規定されていってしまう。

こういった話は、このケースに限ったことではない。ハゲやデブであることが笑いのネタになることにも通じる。本来、ハゲやデブ、それ自体には何の意味付けもないはずだ。それぞれ、「髪が薄い」「太っている」ただそれだけのことだ。だが、それが笑いに転じるというのは、それらは馬鹿にしてよいものだ、という信念が多数存在しなければ、あり得ないものなのだ。

幼い子どもがハゲている大人を初めて見たときに、「お母さん、あのおじさんはなんで髪が少ないの?」ということを言うことはあるだろうが、「お母さん、あのおじさんハゲてるよ!!」とゲラゲラ笑うことなどないはずなのだ。

結局、今日もここまで書いて僕は着地点を見失ってしまっているのですが(思うがままに書き始めて、いつもこうなります(汗))、気持ち悪いと言われても、馬鹿にされ笑われて後ろ指をさされることがあっても、「だから何なんだ、俺は俺だ(わたしはわたしだ)」と気にも留めない強さを持つことができれば、怖いものは何もないですね。

note書くの難しいな~。今後は私小説でも書いていくことにしよう。

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まるのすけ
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