20240121お出かけ長野
え、もう2024年?未来じゃん。と思う日々が、もう少し続きそう。
長野への道のりはもう慣れたもの。
でもこの時期に行くのは初めてだった。
山と川沿いを行くので、濃霧だった。
雪は降っていないのでそこは安心しつつ、安全運転。
しかしこの道のりで、3・4回同じカーブを見ている気がする。
あまりにも同じ景色が続く。
カフェ トケトケ
パスタを食べに。
すぐ隣にお店の駐車場あった…有料の駐車場に停めてきてしまったな。下調べ不足。
隣の50代くらいの男女は、株の話をしている。
配当がなんだとか。
かたや私は去年鎌倉にて思い切り半分ノリ半分で買ったカンケンのウエストバッグのショルダーのねじれをなおしている。
社会の縮図ですか?
店員さんが素敵。声かけが優しい。
でもその優しさをひけらかさないさりげなさもあって品がある。
それでいて気張らない雰囲気を纏っていて。
店内も古民家リノベって感じでホッとする。
ペペロンチーノとアイスティーを注文。
美味しすぎた。沁みた。
食べ終わるのが名残惜しいほど美味しかった。
おそらく小食の女性でもペロリといける量。
ちなみに私は大食の女。ひとつよしなに。
駐車場料金の心配さえなければもっと居たかったな。
また来よう。
うみなつ珈琲
ここに来るのは2回目。
席に座り、目の前にミヒャエルエンデの本を見つける。
近くの本も一応目を通してみて、結局エンデの本を手に取る。
コーヒーと、バナナチョコレートピーカンナッツの焼き菓子を注文。
普段コーヒーは飲まないのだけど、店名に珈琲と入っているお店でコーヒーを頼まないのは無礼な気がして。
今回の席は、ダイニングテーブルのような大きなテーブルの1席。
向かいの席とは立ち並ぶ本によって隔てられている。
また真ん中には植物が入った花瓶が置かれていて、斜めの席の方の存在が気にならないようになっている。
私のように1人で来た身にとっては、そういう行き届いた気遣いがありがたい。
ここら辺の土地柄なのか、人の心に余裕がある気がする。
あとここの店員さんみんな声がかわいい。
声がいい人っていいよなあ。
注文品が運ばれてくる。
焼き菓子の甘さとコーヒーのほろ苦さが合っていて癒される。
わたしは普段、急いでご飯を食べているんだなあ。
ゆったりと食べて飲むことがこんな心地良いことなんだと発見した。
スプーンがちいさくてかわいい。
この1週間、人と喋りすぎたみたい。いろんな人とたくさん喋ってすごく楽しかったけど、私にはひとりゆっくり過ごす時間が癒しになるのだった。
貴重な休日、家に引き篭もろうか出かけようかで迷ったけど、出かけてきて正解だった。
店員さんや斜めの席にいる若者2人組の会話すらも、心地良いBGMに聞こえる空間。
しばらくの間、本に没頭する。
斜めの席にいる若者2人組のうち1人が物を落とし、少しだけ大きな音を出す。
それに対してもう1人「失礼しましたって言って」
それに応える1人「失礼しました」
という会話が素直で面白かった。
2人はバイト仲間だろうか。
閉店時間が近づいてきたので、お会計。
ミヒャエルエンデの本、気に入ったので購入させてもらった。
そういえば以前来たときも、ミヒャエルエンデ関連の別の本が近くにあった。店員さんが好きなのかしら。
私は『モモ』が好きで、最近『はてしない物語』を手に入れたので、嬉しくてつい買っちゃった。
大切に読みます。
Lantan
今回のお出かけの目的である美容院。
施術中、また好き放題喋らせてもらった。
私は普段あまり喋る方ではないけど、みなさん柔らかい感じのする方々で、お話しするのが楽しい。
長野でおすすめのお店をいろいろ教えてもらったので、次回来る楽しみが増えた。
そして、なりたかった髪型と髪色と完全一致になった。
予約のときあらかじめDMでこうなりたいですっていう写真送りつけてるのもあるかもしれないけど、にしても最高。
より一層信頼が深まりました。
美容師ってすごいな。
髪のことだけじゃなくて総合的な居心地の良さも提供してくれる。
大尊敬する。
行きつけの美容院としては遠い場所にあるけど、行く価値あるなあ。
帰路に着く。
好きな音楽を聴きながら。
夜道も難なく進めるほど長野に来てるらしい。
すべてがバランスよく満たされたお出かけでした。
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