愚痴と悪口
以前の記事で、今年5月をめどに本格的に退職に向けて動く、ということを書きました。読み返すと、執筆当時はずいぶんと感情的だったなぁ、などと思いつつ。
さて、新年度に入りまして、いささか風向きが変わってきました。長らく同業他社で役員を勤めていた方が、職場の環境改善に向けたコンサルタントとして入社されたのです。
そうして手始めに全社員との面談を始まったのですが、そのときに愚痴をどんどん言ってほしい。なぜなら、愚痴の中に問題の核が潜んでいるから。と言われたのがなかなか衝撃的で。
思えば、愚痴と悪口を混同していたのかもしれません。weblio国語辞典で調べてみると、
ぐ‐ち【愚痴/愚×癡】
【一】[名]言ってもしかたのないことを言って嘆くこと。「くどくど—を並べる」【二】[名・形動]《(梵)mohaの訳。痴・無明とも訳す》仏語。三毒の一。心性が愚かで、一切の道理にくらいこと。心の迷い。また、そのさま。
わる‐くち【悪口】
《「わるぐち」とも》他人を悪く言うこと。また、その言葉。あっこう。「上司の悪口を言う」
そもそも「愚痴」という単語に、他人を足蹴にしたり蔑む意味は含まれていないんですよね。愚痴が出るのは、問題意識を持っているから。とも言われ、目から鱗な心持ちです。
転職しかない!と思っていましたが、会社の動き次第で私のこれからも変わっていきそうです。どんな波に飲まれていくのか、ワクワクしているところもあります。