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アーユルヴェーダはスピリチュアルなのか。と、知識の話。विद्

アーユルヴェーダはスピリチュアルだよね?

と聞かれることがあります。

スピリチュアルという言葉を調べてみると
科学的・論理的に証明できないこと。再現性(ある結果が生じ、それと同じ方法を試すと同じ結果になること)がないこと。精霊的なこと。
などの意味があるそうです。

アーユルヴェーダはスピリチュアルではありません(と僕は思ってて)。
アーユルヴェーダは学問であり定説です。再現性があります。

あるアーユルヴェーダの名医がいました。彼は脈診によって、患者さんの生まれてからこれまでのすべての体調不良(既往歴)を当てることができるそう。
ある患者が医師に言ったそうな。「あなたしかできない技術ですよね?」と。
するとアーユルヴェーダ医は「そんなことはありません。他の人もできるようになりますよ。では、3歳の子をここに連れてきなさい。私が教育することで同じことをできるようになる。」と。

その道は簡単ではなく、努力が必要ではあるが、アーユルヴェーダの脈診の技術は再現性のあるものであることが分かるお話だったと思います。

アーユルヴェーダは3000年前の学説(知識)です。今のこの世で学説を掲げるのであれば、学会発表したり、お金をかけて治験をしたり…するのでしょう。そうしたエビデンスのもと、新しい学説が生まれる。それが現代の考え方。
そのため現代の意味で使われる”学説”は、アーユルヴェーダには確かにないかもしれません。ですが古代のエビデンスとしてはしっかりしているので古典書に書かれているのです。今と昔では、学説の生まれ方に違いがあります。違いを理解して、アーユルヴェーダの知識を獲得していくこと。それが今僕らにできることです。
ちなみに僕らが学んでいるアーユルヴェーダの知識(古典書に書かれている内容)は、
「多くの人々が、多くの方法で研究され、正しい因果関係によって確立された真実」と古典書には書かれています。そのため、古典書に書かれているものは全て、昔の人が確立した真実なのです。

「知識」という単語が出てきたので、ちょっとその話も。。。
アーユルヴェーダでは知識の獲得方法は3つあると言います。例と一緒に説明します。

①直接認識(自身の経験)
熱湯を触ると火傷した。その実体験を通じて「熱湯は危険」という知識を獲得しました。

②推理(推測)
友達が二日酔いだった。「昨晩友達はたくさんお酒を飲んだ」という知識を獲得しました。(自分はその場にいなかったのに)推理して情報を得ました。

③権威ある人の教え
アーユルヴェーダ医に言われたので「朝、常温の水を飲むことは多くの人にとって良いことだ」という知識を獲得しました。

知識獲得方法の多くが③によるものだそうです。
僕は、③で得た知識を、①で試すことで、自身の経験に変えていくことが大事なのだと思います。
どういったものから知識を獲得していくべきか、持っている知識はどのように獲得したのか。自分で考えていきたいですね。

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