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先延ばし癖を科学するー先延ばしの根っこには失敗恐怖ー

山下・福井(2011)の研究では、逃避や回避・先延ばしが抑うつに影響することを証明しています。

この研究の方法は、大学生を対象にして3種類を質問紙を使用し、その関連性を検討しています。

その結果それらの相関関係が明らかになり、それらの関係を統計学的に説明するモデルが作成されました。結果を以下に示します。

先延ばし2

この結果から

・先延ばしが高いと、失敗恐怖と抑うつが高くなる。
・先延ばしが高いと、理想追求が低くなる。

つまり、先延ばしをしてしまう人ほど失敗恐怖が強く、行動にうつさないというサイクルが生まれているのです。

引用文献

山下由紀子, & 福井義一. (2011). 完全主義と先延ばしが抑うつに及ぼす影響: 日本語版 General Procrastination Scale (GPS) の再検討を含めて. 甲南大學紀要. 文学編, 161, 223-230.

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