萩・石見空港「空港歌会」
石見空港(愛称:萩・石見空港)は、島根県西部と山口県北東部の空の玄関口。
柿本人麿の「石見相聞歌」で知られる島根県西部の石見(いわみ)地方を短歌で盛りあげようと石見空港ターミナルビル株式会社が空港内での歌会を開催しました。
萩・石見空港歌会
日にち│2024年8月11日(日)
時 間│13:30~16:30
場 所│石見空港1階会議室「石州」
島根県益田市内田町イ597
県内外から所属結社を超えて総勢14名の歌人にご参加いただきました。皆さま、ご参加ありがとうございました。
【参加歌人】
魚村晋太郎 氏(玲瓏)/門脇篤史 氏(未来)/綾部未央 氏(未来)/うるし松友香 氏(緑野)※/上澄眠 氏(塔)/乙部真実 氏(塔)/日下踏子 氏(塔)/塩田直也 氏(塔)/田村穂隆 氏(塔)/寺井淳 氏(かりん)/道券はな 氏(未来)/とわなりくおん 氏/堀静香 氏(かばん)/丸山恵子 氏(塔)
※「うるし」は漆の偏が木偏
順不同、( )内は主な所属
普段は立ち入れないエプロンや事務所、到着ロビーなどを見学しました。
空港見学後、空、飛行機、飛行機または石見地方などにちなんだ歌を詠み、歌会を行いました。
司会は、島根県邑南町ご出身の門脇篤史さん。参加者の寺井淳さん(かりん所属、島根県短歌連盟理事長)は、高校時代の恩師とのこと。年月を経て歌人同士としての交流となりました。
一人一首、無記名、選無しで歌会を行いました。
主な歌をご紹介します。
(評)
・なくなった島は、人麿の没地で地震で海底に沈んだと伝わる「鴨島」を想起させる。
・なくなった島を見にゆく旅という特別な旅をする二人の親密さを感じる。
・下の句の表現はやりすぎでは。キャッチコピー的。
(評)
・空港内を見学した際によく観察されている。
・韻律が良い。
・直接的な表現ではないが、ヘルメットに汗をかく季節感や働いく人の存在など、感じることができる。
参加歌人の歌と直筆のメッセージは、12月末まで空港レストランに展示されるとのことです。
柿本人麿ゆかりの地にある石見空港では、歌人や短歌愛好者の方に親しんでもらえるよう、松江市の詩歌専門書店「書架 青と緑」のサテライトコーナーを設け、歌集を販売。
また、空港歌会の会場となった1階会議室「石州」を歌会、句会に利用される場合の割引プランを設定。
【歌会プラン】
短歌の歌会(俳句の句会)
3時間まで 1,000円(税別)
※1枚10円(税込)のコピーサービス有り
石見空港から10分圏内には高津柿本神社や万葉集をテーマにした島根県立万葉公園がございます。
石見空港から15分圏内には、人麿生誕の地と伝わる戸田柿本神社や「なくなつた島」鴨島跡を望む鴨島跡展望地などもございます。
全国の歌人の皆さま、人麿ゆかりの周辺地域の観光と合わせて、ぜひ石見空港をご利用ください。
万葉とりっぷin石見(島根県観光連盟サイト)↓