人麿の里全国万葉短歌大会

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短歌のとびら

島根県西部エリアで楽しめる短歌のイベントなどの情報をご紹介します。 島根県立万葉公園 柿本人麿にゆかりの深い益田市に、万葉のロマンを広く伝える知的レクリエーションの場。万葉集に詠まれた植物や和歌の看板が随所に配置されています。 現代歌人を講師に招き、万葉集の世界を学びながら短歌を詠む「万葉集の花と歌」や、小学生から大人まで楽しめる「短歌ワークショップ」などのイベントを開催しています。 ・2024年11月3日開催「短歌ワークショップ」 講師:田村穂隆さん 萩・石見空港

    • 萩・石見空港「空港歌会」

       石見空港(愛称:萩・石見空港)は、島根県西部と山口県北東部の空の玄関口。  柿本人麿の「石見相聞歌」で知られる島根県西部の石見(いわみ)地方を短歌で盛りあげようと石見空港ターミナルビル株式会社が空港内での歌会を開催しました。 萩・石見空港歌会日にち│2024年8月11日(日) 時 間│13:30~16:30 場 所│石見空港1階会議室「石州」     島根県益田市内田町イ597  県内外から所属結社を超えて総勢14名の歌人にご参加いただきました。皆さま、ご参加ありがとう

      • 【結果発表】第29回人麿の里全国万葉短歌大会

        本大会には、全国各地から一般の部は190首、ジュニアの部は37首のご応募をいただきました。 選者、評者、またご参加いただいた皆さまの選による入選作品をご紹介します。 参加者の皆さま、選者・評者の皆さま誠にありがとうございました。 引き続き、本大会及び人麿の里石見・益田をよろしくお願いいたします。 なお、一般の部、ジュニアの部の特選各5首につきましては、選者の香川哲三先生、田村穂隆先生の選評をご紹介しています。こちらもご覧ください。 一般の部・ジュニアの部特選選評 http

        • 【一般の部・ジュニアの部特選選評】第29回人麿の里全国万葉短歌大会

          一般の部 特選 選者 香川哲三先生一読して、仲睦まじい夫婦の姿や、とある春の日の穏やかな光景が目に浮かぶ作品であ る。一首を構成する言葉の選択が自然であり、表現にも難解なところが無い。それでいて、 その日その場に於ける作者の心情や所作が爽やかに伝わってくる。何でも無いように置か れた一句・二句、続く三句以降もそれぞれ適切に働いている。 能登半島地震被災地への災害派遣に関係する作品のように思われるが、そうした具体的 事柄に言及することなく、息子の無事を願う作者の気持を中心に据

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        • 些細な事を面白おかしく
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          【参加者募集】空港歌会を開催します!

          7月26日(金)を待ちまして、募集を締め切りました。  石見空港(愛称:萩・石見空港)は、島根県西部と山口県北東部の空の玄関口。  柿本人麿の「石見相聞歌」で知られる島根県西部の石見(いわみ)を短歌で盛り上げようと空港ビルを運営する石見空港ターミナルビルでは、会議室の「歌会・句会」利用プランなどを準備中です。プランなどの発表に合わせ全国の歌人の方に、人麿ゆかりの短歌のまちにある石見空港を知ってもらおうと空港内での歌会を開催されることになりました。  本アカウントでは、空港

          【参加者募集】空港歌会を開催します!

          【開催報告】現代短歌の歌人とめぐる万葉集の花と歌

          2024年4月21日に、かりん所属の歌人で島根県短歌連盟理事長の寺井淳先生を講師に、島根県立万葉公園をめぐる短歌講座を開催しました。 会場やすらぎの家でガイダンスの後、万葉公園所長から見頃の万葉植物の解説がありました。 公園内の各所に設置された万葉集の歌が書かれた「歌板」を巡り、寺井先生から和歌の解釈や現代短歌を詠む上でも共通する技法などの解説を受けました。 道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今更々に 何をかは思はむ この歌については「上の句が、事実を詠んでいる。そして下

          【開催報告】現代短歌の歌人とめぐる万葉集の花と歌

          【作品募集】第29回人麿の里全国万葉短歌大会

          \4月25日締め切り!/第29回人麿の里全国万葉短歌大会の作品を募集しています。みなさま、奮ってご応募ください! ●概要  人麿ゆかりの地・益田市における現代短歌の普及や全国的な知名度向上を目指し、短歌大会を開催することとし、全国から短歌を一般公募いたします。万葉公園で毎年開催していました万葉短歌大会と令和五年に柿本人麿没後1300年祭記念事業として実施した大会を合わせて通算で29回目の開催となります。 ●日程等  人麿の里全国万葉短歌大会 【日時】2024年6月2日(日

          【作品募集】第29回人麿の里全国万葉短歌大会

          【参加者募集】現代短歌の歌人とめぐる万葉集の花と歌

          万葉集ゆかりの公園を散策、万葉集の世界を学んだあと、短歌を作ります。講師から短歌についてのコメントをもらえます。 短歌初心者の方、歓迎。短歌は作らず聴講だけでもご参加いただけます。 ・講師:寺井淳氏(かりん所属) ・日時:令和6年4月21日(日)13時~16時 ・場所:島根県立万葉公園やすらぎの家 ・参加費:1,000円(お抹茶付き) ・定員:20名、先着順 ・申し込み:島根県立万葉公園管理センター       電話0856-22-2133

          【参加者募集】現代短歌の歌人とめぐる万葉集の花と歌

          短歌「輪」の会

          人麿の里全国万葉短歌大会選者のお一人、寺井淳先生が代表をされている、短歌「輪」の会(輪の会)の2024年冬号を受贈いたしました。 輪の会は、島根県西部の石見地方を中心に活動されています。 主な活動 ・歌会  浜田市、江津市、邑南町などで例歌会を開催 ・年次大会 ・歌誌「輪」の発行 ~歌誌「輪」2024年冬号の誌面より~ ・十五首詠、十首詠 ・前号評 ・石見短歌会記 ・歌集紹介 ・冬の歌  年代、歌風の異なる10人の歌人の冬の歌が紹介されている。 ・短歌来し方(時

          【参加者募集】水族館で吟行会!

          アクアス短歌吟行会 日にち|2024年1月21日(日) 場 所|島根県立しまね海洋館アクアス https://aquas.or.jp/ 時 間|13時集合~16時15分終了予定 内 容|  13:00 セミナールームに集合      ガイダンス・自己紹介      アクアス職員の方から展示説明      自由見学および作歌  14:30 詠草提出締め切り  14:45 歌会開始  16:15 終了 ※参加人数により変更の場合があります。 申込み|塔短歌会 丸山 1月14日締め

          【参加者募集】水族館で吟行会!

          万葉公園短歌ワークショップ

          5・7・5・7・7 短歌を作ってみませんか? 大会選者の歌人・田村穂隆さんを講師に秋の紅葉が見頃の万葉公園で短歌ワークショップを行います。 短歌を作るのは初めての方、大歓迎!むずかしいの言葉を使わなくても大丈夫。あなたの気持ちを言葉にしてみましょう。 日時 2023/11/12(日) 13:30 〜 15:30 場所 万葉公園やすらぎの家 予約終了  2023/11/09 00:00 備考 参加料金 大人200円 子ども100円(6歳から15歳) お申し込みは、以下の「いわ

          万葉公園短歌ワークショップ

          大谷嘉助・石見の歌人

          島崎藤村の『山陰土産』は、大阪から、山陰線本線を使って島根県の西端・津和野まで旅する紀行文。 島崎藤村と親交があり益田市を案内する「大谷君」こと大谷嘉助は、山崎方代なども参加した歌誌「一路」に参加し、自らも地元で「蘭の花」を創刊した石見の歌人です。 島崎藤村は、大谷君の案内で、雪舟ゆかりの地や高津の柿本神社を訪れています。 島崎藤村『山陰土産』は青空文庫で公開されていますので、文豪の筆による山陰各地の風物や魅力をご一読ください。 さて、「大谷君」こと大谷嘉助は、雪舟の作

          大谷嘉助・石見の歌人

          柿本人麿の里・益田市

          大会前日には、選者の松村正直先生と田村穂隆先生に、益田市役所観光交流課のご案内により柿本人麿ゆかりの地である益田市内を視察していただきました。 益田市には二つの柿本神社があります。 「戸田柿本神社」は、人麿が戸田の柿の木の下に現れたとの伝承があります。 奈良時代から代々綾部家が守りつづけて現在50代目。近くには人麿の遺灰塚もあります。 もう一つの「高津柿本神社」は、終焉の地である鴨島にあった社が地震で水没し、流れついた御神体を高津に移して建立されたと伝わっています。 隣

          柿本人麿の里・益田市

          スタッフ歌人の歌

          人麿の里全国万葉短歌大会は、地元歌人を中心に有志により開催いたしました。 当日スタッフを努めました地元歌人の歌ご紹介いたします。 ●石西歌人クラブ(緑野短歌会) ・村上勝史(司会) 池水に淡雪落ちて消ゆるごと忘るる日々を積みて生きゆく(緑野No.473) ・うるし松友香(司会) 「母さんも友だちできた?」と小一の吾子に問はれし仕事の初日(令和5年歌会始の儀) ・小田裕侯 生産のなき老なれどかたじけな歌作るゆゑ訪ふ人のあり(緑野No.473) ・長谷川義剛 真夜中に窓打

          人麿の里全国万葉短歌大会を開催しました

          2023年8月27日(日)13:30~16:00に人麿の里全国万葉短歌大会を開催しました。 ●記念講演『館長十年 茂吉の歌と人』  斎藤茂吉記念館館長 秋葉四郎先生  秋葉先生が、茂吉の歌を披講され歌の魅力を解説されました。ご自身が館長を勤められる山形県の斎藤茂吉記念館にも触れられ「茂吉のノートの字は活字よりきれい」と所蔵品を紹介されました。 斎藤茂吉記念館サイト↓ ●表彰式 県内外より入賞の皆さまにお越しいただきました。誠におめでとうございます。 ●選者講評  秋葉四

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          関連イベントのご案内2

          ●石見神楽 柿本人麿没後1300年を記念して、本短歌大会の他にも楽しいイベントが開催されます。 短歌大会同日8月27日に別会場で開催される石見神楽をご案内します。 日にち:令和5年8月27日(日曜日) 時 間:13:00~ 場 所:島根県芸術文化センターグラントワ     大ホール 料 金:無料 柿本人麿を題材とした高津神楽社中による新作神楽『人麿伝』の上演です。 以前から舞われていた同じく人麿を題材とした『石見野』の後の物語となります。 1300年祭に合わせて面師の故・

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