「ヒーターが効かない車」を点検したら、中から謎の物質が出てきた

ヒーター効き不良の車両が入庫。他店で見積りしたらラジエーター交換してそれでもダメならヒーターコアの交換。そこまでしても治るとは言い切れないとの事。見てみると配管内壁にゼリー状の物質が堆積、これが原因。発生原因は不明。(漏れどめ材も無し)皆さんはクーラント凝固の経験はあるでしょうか？

— かずよし | クルマを直す人 (@marumarubouz1) December 6, 2021

これは以前、ヒーターが効かないクルマを点検したポストです。

内容は個別具体的な事例ですが
故障診断における過程でかずよしがどう考え、何を重視したのか、考え方や手順をまとめました。

そして1番最後にポイントになる点を書いているので、役立てていただけると嬉しいです。

（１）事前情報・想定・準備

まず必要なのは車両情報です。
詳しければ詳しいほどいいですが、最低限、車名・年式・型式が判ればよいです。

車両情報
日産 NOTE
型式 E12
ご用命
「ヒーターが効かない」
「他店で見積し、原因不明と言われた」
「ラジエータ交換してダメならヒーターコア交換になる」
「そこまでしても直らないかも、と言われた」

普段は電話で一報をもらうのですが、今回はメールでの問い合わせ。そのためこれ以上の情報は得られませんでした。