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新生児はなぜすぐ起きるの?おすすめの寝かしつけかたをご紹介!

新生児の寝かしつけは大変ですよね。ママやパパの抱っこですやすや寝てくれたと思ったら、ベッドに置いたとたんに起きて泣いてしまうこともたくさんあります。

何度も起きてしまうと「どうしたら上手く寝かせられるの?」「寝かしつけかたが悪いのかな」と、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

新生児が起きてしまうのには、いくつかの理由があります。新生児をなるべく起こさずに寝てもらうために、寝かしつけかたのポイントを押さえましょう。

今回は「新生児が起きてしまう理由」「おすすめの寝かしつけかた」をご紹介します。

新生児が起きる理由

生後0日~28日未満の赤ちゃんを「新生児」と呼びますが、この時期はお腹のなかから外の世界に少しずつ慣れていく期間です。

ママのお腹で不自由なく安心して過ごしていた赤ちゃんにとって、お腹の外は初めての経験でいっぱい。気温、光、音、空腹感、不快感など、新しい環境で初めて経験するにまだ慣れていないからです。

まずは、新生児がどんな理由で起きてしまうのか紹介していきます。

お腹が空いている

新生児の間は、お腹が空いたら起きて、お腹いっぱいになったら眠るを繰り返しながら過ぎていきます。

授乳間隔はだいたい2~3時間といわれていますが、赤ちゃんによっても差がありますし、空腹以外の理由で泣いていることもあるので、判断が難しいところ。

特に、母乳の場合は赤ちゃんがどのくらい飲んだのかが分かりません。新生児のうちは母乳を吸うだけでとても体力を使うため、疲れて眠ってしまうケースもあり、すぐにお腹が空いて起きてしまうこともあります。

授乳したばかりなのにすぐ泣いて起きてしまう場合は、空腹以外の理由が考えられます。

オムツが濡れて気持ちが悪い

お腹いっぱいなのに起きてしまう場合は、オムツが汚れていないか確認してみましょう。オムツが濡れていると気持ちが悪くて起きてしまうことがあります。

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、ちょっとした刺激にも敏感です。

おしっこやウンチでオムツが汚れていると、不快に感じてしまう赤ちゃんもいます。

オムツはこまめに新しくしないとかぶれの原因にもなるので、授乳とセットで取り替えるようにしてみてください。

体勢が変わることで目が覚めてしまう

眠っている時の体勢が変わることも目が覚めてしまう原因のひとつです。

24時間温かいママのお腹の中で過ごしてきた赤ちゃんにとって、抱っこしてもらっているときが一番安心しています。

抱っこしてもらっているときの丸まっている体制や腕の中の温もりが、お腹の中で丸くなっていた感覚と似ているため眠りやすいのです。一方で、背中や手足が伸びた体勢で眠ることには慣れていません。

ベットに置いたときに、丸まっていた姿勢から背中や手足が伸びてしまうことで体勢が変わり、眠りから覚めてしまうことがあるのです。

周りの気温差で起きる

周りの気温差でも赤ちゃんが起きてしまうことがあります。

ママのお腹のなかの羊水の温度は37度くらいといわれているので、赤ちゃんはとても温かい環境で24時間過ごしていたことがわかります。

快適な温度環境のなかにいた赤ちゃんは、外の世界の気温に慣れていません。

ベットのなかがヒヤッとすると、温かい抱っこで眠った赤ちゃんはびっくりして起きてしまうことがあります。

衣服や空調を調節するなど周りの気温差を減らし、赤ちゃんが眠りやすい環境を整えてあげることが大切です。

新生児の眠りは浅い

新生児は50分くらいの周期でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。その周期のなかでも、眠りの浅いレム睡眠の時間のほうが長いのが特徴です。

大人と比べて赤ちゃんの眠りは浅く、ちょっとした物音でもすぐに目が覚めてしまいます。

赤ちゃんがぐっすり眠ったと思っても、たまたま眠りが浅くなっているタイミングでベットに置くと起きてしまうことがあるのです。

とはいえ、眠りの周期を見極めるのは難しいもの。ベッドに置くタイミングと睡眠周期のタイミングが合わなかった場合に、起きてしまっている可能性もあります。

寝かしつけかたが悪いわけじゃない

新生児期は、ママやパパも育児に慣れていないなかで、赤ちゃんとの生活が始まります。ママは産後の疲れに加え、心身も不安定になりやすい時期なので、これから赤ちゃんを育てていく責任を強く感じてしまうこともあるでしょう。

何度も赤ちゃんが目を覚ましてしまうと、寝かしつけかたが悪いのではないかと自分を責めてしまいがちです。しかし、赤ちゃんが起きてしまうのには、空腹、気温差、タイミングなどさまざまな理由がああります。

寝かしつけ方が悪いからなのでは、と思うと気持ちが沈んでしまいがち。タイミング良く寝てくれたらラッキーくらいに気楽に考えましょう。

おすすめの寝かしつけかた

赤ちゃんが泣いて目を覚ました時は、まず空腹やオムツの汚れなどを確認しましょう。

空腹を満たしオムツもきれいになっていても、新生児の眠りは浅いので起きてしまうケースもあります。

なるべく起こしにくいおすすめの寝かしつけ方法をご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。

大きい厚めのバスタオルで赤ちゃんを包む

赤ちゃんを寝かすときに、大きくて厚めのバスタオルで赤ちゃんをしっかりと包みましょう。

以下の手順を参考にしてみてください。

1、バスタオルを半分に折る

2、バスタオルの角に頭がくるように赤ちゃんを置く

3、赤ちゃんの顔は出した状態で、両側のバスタオルで体を包む

4、足の部分のバスタオルで赤ちゃん全体を包みこんで抱っこする

厚めのバスタオルで包むときは、赤ちゃんの手足をしっかり包みこむようにしてみてください。

赤ちゃんをしっかりと包んだ状態で抱っこすることで体勢が安定し、包まれていることで温かく、気温差も感じにくくなります。

薄めのバスタオルやサイズが小さいと、赤ちゃんの体が動いてしまい、しっかり包みこむことができません。

赤ちゃんをベッドに置くとすぐに起きてしまうときは、ぜひこの方法を試してみてください。

筆者の体験談

我が家の場合は、長男の新生児期の寝かしつけにとても苦労しました。

抱っこで眠った長男をベッドに置くたびにすぐ目を覚ましてしまい、何度も授乳、オムツ替えをしては寝かしつけを繰り返す日々。

おくるみで包んで寝かす方法は以前に知っていましたが、一人目ということもあり、自分の腕で抱っこして寝かしたいという変な意地から、試したことがありませんでした。その結果、精神的にも体力的にも疲弊し、上手く寝かしつけられない自分を責めてしまうこともありました。

次男を授かったときは、寝かしつけにこだわるのはやめようと決心。厚めでふわふわのバスタオルで赤ちゃんを包んで寝かしつけしたところ、ベッドに置いても起きずにスヤスヤ寝てくれたときは感動したのを覚えています。

もちろん、タイミングが合わないと起きてしまうこともありましたが、ベットに置いた瞬間に目がパチッと開くことはほぼなかったので、長男の寝かしつけよりも大分負担が軽くなりました。

赤ちゃんは日々成長するので、大きめのおくるみやバスタオルを使うと長く使えます。バスタオルは赤ちゃんが大きくなったあとも使えるのでおすすめですよ。

まとめ

新生児が起きてしまう理由と、おすすめの寝かしつけかたをご紹介しました。

  • ・赤ちゃんが空腹でないか、オムツは汚れていないか確認する

  • ・赤ちゃんが安心する丸まった体勢、温かい環境を整える

  • ・大きめのバスタオルでしっかり包みこんであげると赤ちゃんが安心して眠りやすい

新生児期の寝かしつけが少しでもスムーズになるだけで、気持ちも体も楽になります。

赤ちゃんの空腹を満たしオムツをきれいにしたうえで、今回ご紹介した寝かしつけ方法をぜひ試してみてくださいね!

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