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初めて、誰かに鮎釣りを教えた日
こんばんは! あゆまるです。
ついに本日、北九州の知人が柿木へ来て、中学生の息子さんに「はじめての鮎釣り体験」をいたしました。
その子は、高津川には渓流釣りでよく通ってきていました。「今年は鮎釣りにチャレンジしてみたいので、教えてください」と志願をしてきたので、僕は「ここで断ったら男じゃない」と思い、「わかった」と答えてしまいました。全然釣れてないのに。
鮎釣りを最初にやってからかれこれ5年が経ち、今年で6年目になろうとしています。年数が長いだけで一向に腕を磨いてはいなかったのですが、今年は今までに比べてたくさん川に行けているので嬉しいです。去年は一度も行っていない。
誰かから「教えてください」と言われると、人は大きな力を発揮することができることを痛感しています。今日がなければ、忙しい合間を縫って夕方の1時間だけやることもなかったし、先週も行くことはなかったかもしれません。
今日は、「きちんと満足のいく体験を提供できるだろうか?」と心配していましたが、結果はとても楽しく満足してくれた様子でした。
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今回は初めてなので、10時から12時半の短時間釣行でした。場所は、柿木の友釣り専用区です。釣果は残念ながら「ゼロ」。
鮎はたくさんいて、おとりも良い動きをしていましたが、全く掛かりませんでした。僕が下手なのか、時期的にまだナワバリ意識を持っていないのか、本当の原因はわかりません。後者であって欲しいと願います笑。
はじめての鮎釣り体験の様子はこのような感じです。
①ざっと、道具と友釣りの概要の説明
②実際に川に入って、竿を持ってみる
③竿(おとり鮎)の操作の難しさを体感する
④交代して、僕がやるのを見てもらう
⑤また、実際にやってみる
百聞は一見に如かずで、やってみるのが早いです。
最初は釣るところを見てもらうのが良いと思うのですが、僕がそんなに技術に自信がないので、なかなか「まずは俺が釣るのを見ていて」とは言えませんでした笑。
基本的な装備(ウェーダー、サングラス、遊漁券)は自分で用意をしてもらって、釣るための道具は僕のものを使ってもらいました。
釣りや生き物が大好きなだけあって、「釣れなくても鮎を操作させるのが楽しい」と言ってくれました。その言葉を聞いて、僕はとてもホッとして、肩の荷が下りました。
途中、「高津川で初めてギギを見た!」、「カジカガエルがいるんですね!」「ヨシノボリがいる!」など、釣りの合間に見える高津川の生き物たちに興奮していました。
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その姿を見て、「なんだか日本の未来は明るいな」と、とても嬉しい気持ちになりました。しかし、お父さんは「全然勉強しない」と嘆いていました笑。
鮎釣りの上手さはどうでもいい。
上手くなれれば嬉しいけど、僕がやるべきことは、子どもたちに鮎釣りや川遊びの体験の機会を提供して、少しでも高津川や自然に興味を持ってもらうことです。
9月末までの鮎釣りシーズン、がんばります!!!
「釣れなくても楽しい」と君が言ったから、
七月二十九日は鮎釣り記念日