見出し画像

自分には自分しかいない。

わがままだって、理不尽だってぶつけたい。
今はそんなこと出来るはずがなくて。

積もってゆく。ふつふつと。

まだ大丈夫だと、抑え込む。

気づかれないよう、取り繕う。

悲鳴が聞こえる、決壊寸前。

水ぶくれを潰すように、
かさぶたを剥がすように、

痛みが流れてゆく。

ひとたび増える、消えぬ跡は
わたししか知らない証。

白い煙であの日の記憶を蘇らせよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?