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健康自主管理のすすめ④分子栄養学
しっかりたんぱく質は摂ってますか?
貯蔵鉄で身体は満たされてますか?
この二つは基本であり下地です。
そこを満たす事でさらなる健康自主管理の世界へと進みましょう。
さらなる健康レベルを上げるために必要な事
それが「分子栄養学」です。
この分子栄養学、海外ではオーソモレキュラー医学と言われていたりします。
オーソは整合
モレキュラーは分子
分子栄養学と意味合いとしてはほぼ同義となります。
がオーソモレキュラーとは海外が発祥となり日本の分子栄養学はよくメガビタミン、メガビタと言われ創始が違うためにその流派と言うべき違いからか分けて言われています。
しかし根本の考え方は同じです。
では分子栄養学とはなにか?
個体差や環境における細胞レベルに的を絞った栄養素の取り方が分子栄養学です。
これだけだとイマイチピンッとこないでしょう。
物事をわかりやすくするために比較とはとても良い方法ではないでしょうか?
従来の栄養学と分子栄養学を比較する事で分子栄養学が見えてくると思います。
それでは比較してみましょう。
従来の栄養学 分子栄養学
飢餓や欠乏を予防する栄養学 飽食時代を前提とした栄養学
カラダ全体を見た栄養学 細胞レベルで見る栄養学
必要カロリー量が主な基準 質的栄養をを満たす
統計と平均からみた摂取量 個体差に合わせた摂取量
BMIや性別が個体差 酵素反応が個体差
検査は重視しない 血液検査や生化学検査を解析
ざっと並べてみましたがどうでしょう?
これだけでも全然違う事がわかるのではないでしょうか?
それでは従来の栄養学との差を一つずつもう少し解説していましょう。
まずは飢餓と飽食時代での考え方
従来の栄養学とは飢餓、つまり欠乏しなければ良いという考え方です。
一方分子栄養学では飽食時代による。生活習慣病やアレルギー、体質に目を向けた栄養学
従来の栄養学は身体全体を見た身体が病気や疾患になっていないなど見る。分子栄養学と言いますと、その名の通り細胞レベルでそれを見ます。人間は細胞集まって出来ている。そこに着目した栄養学
カロリーが足りていれば良いと言うのが従来の栄養学、分子栄養学は健康をカロリー不足ではなく栄養の質を考えます。カロリーの中身を見るのです。
統計と平均、つまりあなた個人にとってはなんの根拠もない摂取量、分子栄養学は個人の遺伝子情報によって必要量が違う事を考慮します。
個体差をBMIや性別で判断するのみ、よってせいぜい個体差を数十%程度にしか考慮していません、分子栄養学は酵素が反応する確率が主な個体差、これは人の遺伝子によって1〜100倍もひらきがある事を考慮します。
検査は重視しない欠乏しなけばよい、分子栄養学は検査による数値を解析してより細胞レベルの状態を網羅する。
少しは分子栄養学がおわかりいただけたのではないでしょうか?
従来の栄養学と分子栄養学は考え方や身体の捉え方が根本的に違いがあるために栄養士、管理栄養士などの考え方と相反する事が多くあります。
しかしこの飽食に時代においては私は分子栄養学とは従来の栄養学の上位互換だと思っています。
しかし上位互換であるためには健康自主管理が必要となります。
なぜなら時には酵素反応により個体差が100倍となりえるからです。
つまりあなたの健康レベルを上げるのに他人よりも100倍にもビタミン、ミネラルを摂取する必要が出てくる可能性があるからです。
100倍の量はホントに稀な例ではありますがこれだけの必要量は誰かの責任で処方してもらうわけにはいきません
そのために自主管理、自己研鑽が必要なのです。
健康を他人任せにしない
その意味で一般的な医学との違いにもふれてみましょう
一般的な医療 分子栄養学
症状を薬で抑える 症状を栄養素で根本から解決
栄養不足などありえない 質的な栄養失調、栄養依存がある
病気を組織単位でみる 病気を細胞単位でみる
病気や不調は外敵要因 病気は細胞の機能不全が要因
栄養学は不要 栄養と生化学代謝
病気になってから食事制限 未然に防ぐ栄養学
医療と分子栄養学の差についても解説していきます。
薬で一時的に症状を抑える。栄養素により身体の根本から改善する。
飽食時代の栄養不足などありえない、栄養学は十分に満ち足りている前提での医療、飽食時代であろうが遺伝子的素養によって栄養不足はありえる。
各臓器単位で症状を見る。身体の細胞の働き代謝を確かめる。
病気はウィルスや細菌による外敵要因としている。細胞の機能不全が主な原因、栄養により自己免疫により克服する。
医療に栄養学は必要なく一部、統計や疫学など再現性の低いものを参考にしている。栄養、とは生化学であり再現性がある化学である。
病気、入院する事で食事制限をする(主にカロリーコントロール)普段から食事栄養により未然に防ぐ
ざっと書いたように医療と分子栄養学にも違いが大きくあります。分子栄養学には明確に健康のレベルという概念があり、自己で管理する必要があります。
そして医療には健康と不健康の二極しかありません
よってほとんどの場合対処療法であり日常に置いて予防や健康レベルを高める事には役に立ちません
栄養に対する認識がほとんどなくせいぜい生活習慣病にカロリーコントロールぐらいでしかアプローチが出来ません
遺伝子による酵素反応、確率的親和力、パーフェクトコーティング、ビタミンカスケード、個人の遺伝的差異がありません
分子栄養学を学び自分自身にあった栄養を適切な量を把握していく事が貴方の健康レベルを上げる健康自主管理には必須になります。
いかがでしょうか?これを気に分子栄養学を、障害学習の扉を開けてみてください