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どこまでいっても自分を幸せにできるのは自分だけ/尾形真理子「隣人の愛を知れ」を読んで


醜い感情を持つ自分が嫌いだった。

醜い私のこともすべて愛してほしいと願った。
愛する人が「ありのままの君でいい」と
言ってくれたら安心できると思ったから。

そんなの勝手だとわかっているから、
醜い感情をなくせばいいと思った。

醜い感情がなくなるわけもなく、
「ありのままの君でいい」なんて
言ってもらえるわけもなく、
ますます自分が嫌いになった。

出口は醜い感情を持つ自分を、
「ありのままの自分」を、
自分自身が受け入れることだった。

美しい感情も醜い感情もセットで存在して、
決してなくすことはできないと
あたりまえのことに気づいた。
自分自身の醜い感情を
受け止め、許すことで、
自分を少し好きになれた。

自分を好きになれたら、
醜い自分も愛してほしいと望まなくなった。

「ありのままの君でいい」
と言ってほしかったのは
ほかでもない自分自身だった。

自分で好きだと思えないのに、隣にいる人には愛してもらおうなんて矛盾している。相手の愛情に不安になる前に、わたしが信じられるわたしでいること。

尾形真理子「隣人の愛を知れ」

自分を愛することは、
自分をきらいになることよりずっと難しい。

どこまでいっても
自分を幸せにできるのは自分しかいない
と思い知らされた。



.*.….*.….*.….*. 感想 .*.….*.….*.….*.

作者はLUMINEのコピーなどを手がける
コピーライターの尾形真理子さん。
「これ広告のコピー1本いけますよね!?」
と思ってしまうほど迫力満点の言葉に
圧倒されっぱなしの作品でした。

🫖ニナスパリ テ・デ・アンジュ
フルーティーな香りがたまりません。
ミルクティーにしてもおいしいです。
新宿のサロンにあるミルクティーソフトも
ミルクティー感満載でおすすめです。

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