どこまでいっても自分を幸せにできるのは自分だけ/尾形真理子「隣人の愛を知れ」を読んで
醜い感情を持つ自分が嫌いだった。
醜い私のこともすべて愛してほしいと願った。
愛する人が「ありのままの君でいい」と
言ってくれたら安心できると思ったから。
そんなの勝手だとわかっているから、
醜い感情をなくせばいいと思った。
醜い感情がなくなるわけもなく、
「ありのままの君でいい」なんて
言ってもらえるわけもなく、
ますます自分が嫌いになった。
出口は醜い感情を持つ自分を、
「ありのままの自分」を、
自分自身が受け入れることだった。
美しい感情も醜い感情もセットで存在して、
決してなくすことはできないと
あたりまえのことに気づいた。
自分自身の醜い感情を
受け止め、許すことで、
自分を少し好きになれた。
自分を好きになれたら、
醜い自分も愛してほしいと望まなくなった。
「ありのままの君でいい」
と言ってほしかったのは
ほかでもない自分自身だった。
自分で好きだと思えないのに、隣にいる人には愛してもらおうなんて矛盾している。相手の愛情に不安になる前に、わたしが信じられるわたしでいること。
尾形真理子「隣人の愛を知れ」
自分を愛することは、
自分をきらいになることよりずっと難しい。
どこまでいっても
自分を幸せにできるのは自分しかいない
と思い知らされた。
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作者はLUMINEのコピーなどを手がける
コピーライターの尾形真理子さん。
「これ広告のコピー1本いけますよね!?」
と思ってしまうほど迫力満点の言葉に
圧倒されっぱなしの作品でした。
🫖ニナスパリ テ・デ・アンジュ
フルーティーな香りがたまりません。
ミルクティーにしてもおいしいです。
新宿のサロンにあるミルクティーソフトも
ミルクティー感満載でおすすめです。