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真剣交際だよ!?〜元アイドルオタクがアイドルの人権について考える〜

好きな芸能人の熱愛・結婚報道にショックを受けた経験は、おありだろうか?

多くのファンがショックを受けながらも「本人が幸せなら…!」と歯を食いしばって事実を受け入れていると思う。

私もその一人だ。
ショックを受けながらも芸能人と自分の生活が交わることなんてないのに、いっちょまえにショックや喪失感を抱いてしまうのが不思議で仕方なかった。

今回はその不思議な気持ちと向き合った結果、出てきたひとつの考えを示したいと思う。

私は某男性アイドル事務所が好きだったが、性加害報道があってから彼らを見るのがつらくなってしまい、アイドルオタクを卒業した。

最近では好きだったグループの1人が熱愛報道されて、炎上してることに心を痛めている。

著名人のプライバシーを踏みにじることで収益をあげる週刊誌のあり方に疑問を抱くのは大前提として、ファンもその手の商売に煽られるなよ!と思ってしまう。

真剣交際だよ!?別にいいじゃない。アイドルだって1人の人間なんだから、真剣交際くらいするわよ!
ショックを受ける気持ちは分かるが、ショックな気持ちと批判したい気持ちは分けて考えないといけないし、批判を本人にぶつけるのはもってのほかだと私は思う。

そもそもアイドルに恋愛禁止を(暗にだったとしても)課してる時点で、十分にアイドルの人権を侵害している。アイドルのファンやアイドルのプロデュース等を生業にしている人々は、アイドルの人権を蹂躙して成り立っている商売であることにもっと自覚的になる必要があると思う。

アイドルを疑似恋愛の対象として売り出すことや、見ることをダメとまではいわないけれど、アイドルとしての人格と、その人そのものの人格は分けて考えないといけないと思う。「ファンに配慮しろ」「アイドルなら恋愛するな」「恋愛してることを隠せ」は、れっきとした人権侵害だと思う。

アイドルにもアイドルの人生があるのだから、もっと尊重されてほしい。人生の選択肢を奪われた状態でしか応援してもらえないアイドル業は人権フルシカト商売であるという認識が広まってほしいし、こういう価値観は速くなくなってほしいと思う。

アイドルも好きに恋愛して好きに生きてくれ!

アイドルの人権についてもっと慎重に考えられる社会になってほしい。アイドルの人権が最大限尊重される仕組みができたら、またアイドルオタクをやりたい。そういう日をずっとずっと待っている。


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