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飛び回りたくなるけど、灯台下暗し 🚃 ~ ~



衝動的に、遠い所へ行って住まいたくなる。



数分が経つと、思考が現実的な方へ落ち着いてくる。今のところは変に動くタイミングではないのだと。
現状維持バイアスとか言うものなのか? ウェブ検索をかけると、あまり良くない意味が示された。
現状維持を悪いことではないと思う。
平凡で、事件が起きないことが、自分にとっては幸せであるような ないような いやそう思わせているのか…?


現住所の隣県、その先の県、より遠くの県、離島。どれもが魅力的に感じる。
住み慣れた地域から離れたい。自分の存在が知られていない所へ行きたい。あるいは、知らない土地で大きな幸せが待っているかもしれない願望を含んだ欲動。暮らしやすい環境があるのでは? ……


スマートフォンで地図アプリを立ち上げれば各県、各市町村の詳細を見ることができる。
表示された適当な駅名をタップすれば、風景が分かる複数の写真やクチコミにより、周辺の自然環境から商業施設の有無、雰囲気までいくらかは読み取ることができる。


もちろん、現在地から近い場所も、脳が追いつかないほどの情報量をもって確認できるというか、液晶画面はスルーをさせてはくれない。

イヤでも身近な地域に興味を持たされるほどに、知らなかった地名であったり、地形、栄えているいないを識別させられる薄緑色と薄茶色だったり、が目に入ってくる。

「同じ市でも、隣の市のなかにポツンと食い込んでいる」「おそらく後から合併が起きてこちらの市に加えられた町なのだろうな」という発見をすることもある。



自分の住まいの即周辺、隣接する町々、市内には、知らないこと触れたことがない地名・歴史・スポットなどがまだまだ山ほどあることにワクワクした。
ないしは知りたいし、何の運か定めかしらないが折角生まれて成り行きで育ってきた地について、知っていかないのはもったいないような気がする。





遠くへ行きたい気持ちは、間違いなくある。誰にでもあるよね? ないのだろうか?
けれども、本質的にはどこへもいけないように思うし、行きたくないようにも思う。行きたくないのだ。



衝動に任せたいときは任せればいい。気付いたら、引っ越していることもある。
ただちょっとだけ待ってみて、冷静になれるのなら、ザワザワぐるぐるする気持ちは胸にしまってみる。それかどこかへフワリと飛ばしてみる。





ワクワクと、少しの安心感を抱けるところに、心も住まいも保っていたい。





なんて。
本心、本能、直感に従いそびれただけなんだ?!





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