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生きるって大変!

二年ぶりの投稿です。
現在、ホルモン療法から化学療法に移り、しびれなど副作用などは強いですが、日常生活送れています。

実は、3か月前、リンパ転移が腎臓周辺に悪さをして排尿機能がうまく働かず、体中が浮腫み、このまま入院になるのか?と思いました。
(食べるの大好きな私が)食欲も落ち、しかし毎日200~300gずつ体重が増加して行くのです。
日中多くの時間をベッドに横になりながら、
「これまでか・・」とぼーっとしながら考えてました。

核家族で育ったので、そもそも老いや死をうまく想像できない。

これは、わたしだけに限ったことではないと思うのですが、核家族化が進む今、わたしの様に病気などで突発的に体の不自由さや死と向き合わざるを得なかった場合、それらはかなりのストレスになる。
大所帯の昔のような暮らしなら、子どもの頃から家族の老いとともに育ち、
身近に学ぶ機会があるけど、それがわたしは全くない。
わたしは結婚を機に、親元を遠く離れている身なので父が病で亡くなった時、もちろん悲しかったけど、年に数回しか帰省しない状態が何年も続いてたので、喪失感というか辛さは父と同居していた家族とは比べ物にならないと思う。

3年前に、自分の再発が分かった時以来想像してしまうのが
病院のベッドに横たわるわたし、そして「家族との別れ」のシーン。

子ども達には、きちんと別れを伝えられるかな?
そんなことばかり想像していた。
でも、3か月前に自身の息も絶えだえ状態を経験して、
「そうか、ドラマみたいには行かないんだ」
「痛いし、苦しいし、いろんな感情がごちゃまぜになるんだろうな・・」と
今頃気が付く。

死ぬこと自体はそんなに怖くないけど、痛いのと苦しいのは嫌だな・・と
切に願う、間もなく51才のわたしです。

で、そんなことをつらつら考えていたら思い出したのが高校時代に読んだ一冊。
新井素子さんの「ひとめあなたに・・」

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来週、地球が滅びるとしたら、あなたはどうやって過ごしますか?
破滅SFの永遠の名作

昨日、女子大生の圭子は最愛の恋人・朗から、突然の別れを告げられた。自分は癌にかかっていて余命いくばくもない、というのだ。茫然自失する彼女の耳に、同時にこんなニュースもとどく。“1週間後、地球に隕石が激突する。人類に逃げ延びる道はない”。――圭子は決意した。もういちどだけ、別れていった朗に会いに行こう。そして練馬の家から、彼の住む鎌倉をめざし、彼女は徒歩で旅をはじめたのだった。道中で圭子が出会う4人の物語を織りこんで紡がれる名作破滅SF。――来週、地球が滅びるとしたら、あなたはどうやって過ごしますか?
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amazonサイトより

30年以上前に読んだのでかなりうろ覚えなのですが、彼氏が「がんの宣告を受けていたことで、地球が滅亡すると分かってからも冷静でいられた」的なセリフの部分。
当時まだ高校生のわたしには、「死」は遠すぎて想像のはるか彼方だったけど、この主人公の彼氏のセリフで、人は死を意識すると変わるんだな~と漠然と感じて、その部分が強く記憶に残ってます。

#つぶやき
#がん治療
#ひとめあなたに・・・
#新井素子






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