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民主主義と自由主義

明日のお昼には何が食べたいですかと聞いて
100人中51人が幕の内弁当と言ったらば、
残りの49人も幕の内弁当を食べなくてはいけないのが民主主義。
100人中51人が幕の内弁当と言ったらば、
残りの49人は各自好きな物を食べるのが自由主義。
初めから何が食べたいか聞かないで
100人に幕の内弁当が配られるのが社会主義。
と、書いたわけですが、さて、これのどこが問題か、ということを
発展させていきましょう。
民主主義の場合、51人の人が幕の内弁当を食べたいと言ったので、
幕の内弁当を食べたくなかった人も幕の内弁当を食べるはめになります。
これが度重なると、こういう人(A)が出てきます。
『なぁ、明日は唐揚げ弁当に手をあげるからさ、よろしく頼むよ』
そう言いながら、幕の内弁当の竹輪の唐揚げを
こっそり(B)さんのお弁当に乗せるわけです。
竹輪をもらった(B)さんは、しょうがないなぁとばかりに
次の日は唐揚げ弁当に手をあげます。唐揚げ弁当がさほど好きじゃない(C)さんは、今度は、唐揚げ大好きの(A)さんに
『おい、明日は鮭弁当な。今日は唐揚げで我慢してやったんだから、
そっちもヨロシク。』と、唐揚げを1個、ポイッと
(A)さんの弁当に乗せます。
それを見ていた(D)さんは、『おい、そんなのはズルいよ。』
と言いますが、(A)さんも(C)さんも、
『別にズルくないよ。みんなが手を挙げるわけだし、
どれに手をあげようと自由だろ。』と言います。
(E)さんは、唐揚げ2個で(A)さんに話をもちかけ、
(G)さんはなんと白身魚のフライを(F)さんにあげて、
トンカツ弁当にあげる人を3人連れてこいとを言い出します。
その結果、『何が食べたいですか?』と聞かれる前に、
明日の弁当が何か、がわかってしまうこととなり、
半分くらいの人が
『別に手をあげてもあげなくてもシュウマイ弁当だろ』
と手をあげなくなります。
さぁ、どこがいったい問題でしょうか?
皆さんでお考えくださいね(^_^)

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