酒場からのマーケット2023 12月15日
日経平均32970 NYダウ37305 wti原油71.79 ドル円142.21
前週比663 1058 0.53 ▼2.71
日経平均は2.05%の上昇です。
前々週の大幅下落から値を戻しました。
これは一部値がさ株の影響なのでしょう。
半導体関連銘柄がとんでもない動きを示しました。
topixは0.34%だけの上昇だったのが証左となります。
*全体は米株模様とはなりませんでした。
*円高に振れた事と様々な懸念要因が主な要因なのでしょう。
売買高は大きく膨らんだ週間でした。
上がれば売られ下がれば買われると言った展開です。
売り買い交錯の大商いとなりました。
483 51 82 ▼240 284の1週間でした。
32791 32843 32976 32686 32970の推移です。
日経平均 3ヶ月日足 32970円。
6857アドパンテスト 4845円。
日経平均と比較すると違いが分かります。
東京エレク サムコ ルネサス ディスコ イビデン等々半導体関連銘柄は凄まじい上昇の週間でした。
米sox指数に準じた展開です。
topix 3ヶ月日足 2332。
円高が重しとなっています。
*日経平均とtopix東証株価指数の比較を見ておきましょう。
日経平均が優位となっています。
微妙に違うのが分かるのでしょう。
*米株はとんでもない動きとなっています。
3指数とも勢いづいています。
週間ではNYダウ2.9% ナスダック2.8% SP5002.5%の上昇です。
NYダウはなんと7日続伸の史上最高値を更新しています。
ナスダック100も最高値です。
SP500 1年週足 4719。
2017年以来最長となる7週連続の上昇です。
2ヶ月までで10%も上昇しました。
米株は更に上昇を続けるのか迄は不明ですが。
テクニカル的には上げ過ぎです。
足元での下げる要因は一旦の利益確定だけなのでしょう。
理屈的にもマインド的にも動機ついています。
経済指標が強く金利が下がっているのですから。
企業側は金融コストの圧縮につながるのでしょう。
ヨーロッパ株もおおむね年初来高値を更新しています。
インドもそうですが。
ドイツDAX 1年週足 16751。
日本は足踏み状態で中国は散々です。
ここまで差異が出るのは珍しいのでしょう。
上海総合 1年週足 2942。
香港ハンセン 1年週足 16792。
*12/13最大注目のFOMCの発表がありました。
3会合連続で金利は据え置きとなりました。
そして2024年のFF金利は3会合分にあたる0.75%を下げると出てきたのです。
フェデラルファンド金利 5.50%
fomc金利推移
2023年
2月0.25 3月0.25 5月0.25 6月 0 7月0.25 9月 0
11月 0 12月 0
4.50%→5.25%~5.50%。
2022年
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75 12月0.5
0%→4.5%~4.75%。
2023年は4回1.00%の利上げでした。
2024年は3回0.75%利下げかもと出てきたのです。
12月ドットチャート。
前回9月の時点ではあと1回利上げをすると出ていました。
それが行われなかった事と。
2024年の各政策委員の金利予想の中央値が5.1%から4.6%に引き下げられたのです。
19人の内訳は4人が4.25~4.50 6人が4.50~4.75 5人が4.75~5.0となっています。
その他はアザーズとなっています。
3ヶ月前での発表でこれだけ変化をさして来たという事は。
金融のプロフェッショナルでさえインフレ等々のデーターの読みは難しいのでしょう。
これは今後もどうなるのかは分からないとも言えます。
これは前週も書きましたが。
各人の言葉尻等々ではなく値として出てきたのです。
*直近までの経済指標を鑑みて出してきたのは言うまでもありません。
12/12発表のcpiは総合が3.1%コアが4.0%と出てきました。
2023年 米国cpi消費者物価指数。
1月6.5 2月6.4 3月6.0 4月5.0 5月4.9 6月4.0 7月3.0 8月3.2
9月3.7 10月3.7 11月3.2 12月3.1%
2022年
1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7 12月7.1
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0 4月4.2 3月2.6
*そうなると利下げの時期がいつなのかが関心となるのです。
3月にもしてくるのか中盤以降になるのかは分かりません。
いつものデーター次第となるのでしょう。
私は最後の利上げから1年は見ないと。と書いてきました。
ぶりかえしをすれば元も子もないからです。
市場は3月にもを織り込んでいます。
パウエルは利下げのタイミングを議論していると発信しました。
2週間前とは大きな違いなのですがそう述べました。
こういう物言いをしている方はまた変わるという事はありえるのでしょう。
バイデンよりの示唆があったとの解説ですが真意は分かりません。
2024年11月大統領選は既に始まっています。
言葉の解釈は特に1つのセンテンスを拡大解釈もできますので難解なのでしょう。
2024年の物価見通しは総合が2.5から2.4にコアが2.6から2.4に下方修正さしてきました。
失業率は4.1%の据え置きでした。
GDPは1.5%成長から1.4%に下方修正さしてきました。
*それらを受けて市場が動いたのです。
米国10年債 10日時間足 3.915%。
いきなり4%をきってきました。
前週は4.229%でした。
2年債は4.449%となりました。
前週は4.723%でした。
米国10年債 3ヶ月日足 3.915%。
急降下しています。
住宅ローンも7%を切ったとの事です。
米国10年債 2年週足 3.915%。
2023年スタートは3.5%所です。
10年債は市場が決めます。
足元の動きを予想できた方はいなかったのでしょう。
今後もどうなるのかなど誰にも分かりません。
5%になった時の懸念要因が払拭された内容は聞きませんが。
現在値はこうなっています。
上段よりもFFレートは5.50%となっています。
10年間の金利は3.915%になっているという事です。
2年の金利は4.449%になっています。
5.50-4.45=1.05
これは4会合分の利下げの値となっています。
1回分の齟齬は出ています。
下げ過ぎなのでしょうか。
株式市場は盛り上がるわけです。
システム的に動いているのでしょう。
日本10年債 3ヶ月日足 0.696%。
前週の植田チャレンジショックで急上昇した後米債に準じました。
ドル円 10日時間足 142.21円。
前週植田チャレンジショックで一旦投げさせられました。
それをも下回った場面がありました。
これは円が買われているのではなくドルが売られているのでしょう。
FOMCの結果を受けているのですから。
他の通貨ペアは割愛しますがおおむねそうなっています。
ドル円 3ヶ月日足 142.21円。
米債と同様の動きとなっています。
ドル安円高です。
ドル円 2年週足 142.21円。
1年前と同じ様な展開になるのかがチェック点です。
チャートよりも1年前は25円下がった訳です。
企業の想定為替レートは138円所です。
トヨタは141円です。
*日銀金融政策決定会合は12/19となっています。
今週も様々な論建はありましたが結果は分かりません。
中央銀行の慣例である0.25%の利上げは初動はしないのでしょう。
変更するとすればマイナス0.1をゼロにすると思います。
これは0.1%の事ですから。
実体経済の影響は軽微ではないでしょうか。
これでやっとスタート台に立てるのです。
そして今やるのかくすぶり続けさすのかがチェック点です。
米国が3回も利下げしてくるのは確認しました。
その時に利上げというのはどうなのでしょうか。
市場での混乱は大きいのでしょう。
*日本は特殊な事情でこうなっているのです。
話は長くなりますのでハショリマスが1985年のプラザ合意からこんな事になってしまったと認識しています。
ドル円は240円から2年近くで120円と急激な円高が起こりました。
政府日銀は金融政策の変更を行い内需主導拡大に切り替えた結果。
狂乱のバブルが起ったのです。
その行き過ぎを抑える為に急激な金融縮小をした為に。
無残にもバブルは弾けたのです。
ちなみに私は某貸金業の支店主任でした。
部長クラスは恩恵を受けていたのでしょうw。
何故そのような事になったのかと問われますと。
その時その時の政官産民学のプロフェッショナル達が。
今と同じ様にその時代を議論し決定したのでしょう。
倒産リストラが全業種で起こり仕事がなくなりました。
派遣社員という制度ができました。
11あった都銀は3メガバンクとなったのです。
企業は特に製造業はこぞって海外に拠点を移しました。
初任給の上げ幅は抑えられたのです。
そのデフレ現象が30年続いた訳です。
物やサービスの値段が下がって最初は喜んでいましたが。
賃金が下がり職につけるだけでもましともなりました。
企業は値下げでの生き残りをかけたのです。
採算の上がらない仕事を受けて生き延びました。
スパイラルが続いたのです。
新規投資を抑えられた結果ハイテク部門で後れを取ったのが。
昨年までの現状なのでしょう。
それをどうにか抑える為に政府は毎年多額な財政出動を行いました。
日銀は速水総裁の1999年より0金利政策となりました。
紆余曲折がありましたがそれを続けています。
2016年1月よりは黒田総裁がマイナス金利を導入しています。
同時に量的質的金融緩和の実施となっています。
管制相場の実施です。
*当時総裁は壮大な実験であると言う言葉が耳に残ります。
リーマンショックや大震災がありました。
コロナ渦中は世界を震撼させました。
ポピュリズムも手伝って。
日本の借金は1300兆円にもなってしまったのです。
まだまだ増える政策はご存じの事でしょう。
それと1995年以降に適齢期になる毎年200万人が出生したボリュームのある1970年生まれ以降の方々が。
経済的理由にて結婚が出来ずに少子化に突入したことも付け加えておきます。
そして世間感を重視する国民性がその後の世代の結婚感を変えて行ったのかもしれません。
現在の出生は70万人台です。
*米国主導で世界は動いています。
経済はさることながら軍事力が物を言うのでしょう。
対抗するつもりは無くても睨まれた政策を打たれると。
こういう事になってしまうのです。
現在の中国がよい例なのでしょうか?。
対抗すれば厳しくやられるのです。
日本は株価から見ればやっと1990年~33年ぶりの所まで戻ってきたとも言えるのでしょう。
輸入品の全てが上がったのがきっかけですが。
全ての企業が横並びで値上げを実行しました。
販管費を抑えつつですから当然利益は出るのでしょう。
*但し市井の人々の物価に対する不満は爆発です。
日銀が出している物価予想は既に2%の目標を超えています。
来春の賃金上昇がどうなるのかは報道ベースで誰もが知る所です。
*こういう全てを鑑みて日銀は政策変更をするのでしょう。
大注目です。
*政治不信は日を追うごとに悪化しています。
地上波では連日トップで新たな情報が出てきます。
人々はそれを知り思うのです。
検察がどういう決定をするのかは不明です。
来年の通常国会までには答えを出すのでしょう。
そこから長い裁判が始まるのです。
*この大スキャンダルは日本の政治にどういう影響が出るのでしょうか。
20年以上前からの悪しき慣習と言うのですから。
司法は5年との事ですが。
名前の挙がっている方々はどうするのでしょうか。
全国には優秀な方はたくさんいるでしょうに。
国会は空転するのでしょう。
重要な案件も停滞するのでしょう。
地政学リスクが出た時の対処も懸念かもしれません。
1月には台湾総統選挙が行われます。
国民よりの信頼が全くなく進むのかもしれません。
いつまでかかるのかも分かりません。
マーケット的には外国人というのかAi君がどういう行動をとるのか。
と前週に書きました。
中国株の様な事はないとは思いますが。
足元で日本に投資するというのはどうなのでしょうか。
他にいくらでもあるのですから。
今後の動向に注目です。
*来週のマーケットは日銀金融政策決定会合の1本でしょう。
深夜未明の観測報道は国会で取り上げられていました。
変更があっても今回はないのかもしれません。
変更がなく無風となれば一旦は朗報です。
円安株高に動くのかもしれませんし。
変更がなくても円高株安に動くのかもしれません。
内容も見るのでしょうから。
これは分かりません。
変更があれば円高株安なのでしょう。
植田総裁の会見でどういう言質が出てくるのかにも注目なのでしょう。
どういうチャレンジングなのかは聞かれるのでしょうw。
前日の12/18月曜日は警戒の1日かもしれません。
米株は年末まで馬なりで需給の上下での動きだと思います。
もうクリスマス休暇ですから。
何%か下落してもたかがしれた位置なのです。
最終年末高さえ考えられます。
今年は12/29まで市場が開かれます。
あと10立会日です。
2023年の全ての値が決まるのです。
CFD日経先物は258円安の32711円となっています。
日経平均 32970円。
どうなるでしょうか。
注目です。
文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。