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今さらながら刺身を語ろう 2

 はてさて極々個人的に美味いと思う刺身を並べてみる。その魚が一番うまい時期に新鮮な状態であることを条件として。

〘マアジ〙
 アジは美味い。味がいいからアジという説もある。小さいからとナメていてはいけない。しばらくご無沙汰していると どうしても食べたくなってしまう魚。
〘キンメダイ〙
 深海に棲む高級魚。臭味がなく刺身以外の料理全て(特に煮つけ)が美味い。生息域の関係か、残念ながら五島ではほとんど見かけなかった。
〘シマアジ〙
 五島では『ヒラアジ』と呼ぶ。真っ白な身を食べると生家の長ちゃぶ台を思いだす。どこに出しても恥ずかしくない(笑)、暑い季節に本領を発揮する刺身界のスターである。
〘サバ〙
 酢でしめたもの以外は極々新鮮なものしか 生では食べられないレアな逸品。ピカピカ光ったコイツの刺身は忘れがたい。
〘カンパチ〙
 晩夏の食卓にデッカイ顔して偉そうにしてた大型魚。迷った末にテーマ画像はコイツに務めてもらった。将棋に例えると堂々たる角か。
〘イサキ〙
 梅雨時の隠れた実力者。少々食欲をそぐ黄緑の魚体のコイツだが、なんのなんの、真っ白な身は味が濃くまた深い。
〘イシダイ〙
 縦縞模様の皮の下から綺麗な白身が現れる、引く力の強い磯の王者。縞は2㎏前後位から薄くなり、5~6㎏ を超える個体には ほぼ確認できなくなる。
〘ヒラマサ〙
 釣るには暇も金もかかる魚。滅多に会えない夏の高級魚。カンパチ同様将棋に例えると飛車といえるだろうか。

順位ちや?どんもこんもうまかてん、そがんもんや付けきらんばい
(順位だって? みんな美味しいからそんなもの付けられないよ -五島弁 訳-)

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