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はからずも丸い腹

 齢60を過ぎ、ホント色んなところにガタが出始めている。いつまでも若いつもりでいた私は、今そのギャップに自分自身驚いている。しかし最も顕著に体の衰えを感じるのは部分部分の運動機能というより、全身に感じる体そのものの硬さだ。不甲斐なさに愕然として天を見上げる私。いわゆる老いるショックである。

目覚めて起き上がる時(目覚めそのものは早い)も、

靴下を履く時(立ってる状態、座ってる状態の両方)も、

背中に湿布を貼る時(そもそも背中が痛いことなどなかった)も、

 これらの動作をする時のやりにくさ、また気を付けないと場合によっては前の2つはコケる恐怖を感じるようになった。さらにそんな私の体は気づかない内に、ふくよかに丸みを増している。しかし人間というもの、鏡に映る我が身は 自分自身のフィルターとバイアスが勝手にかかるため それほど変化していないように感じている(感じようとしている)のだが、誰かが撮った写真や映像はダメだ。白日の下に我が身の醜態を晒されるようでホント容赦がない。

 ちょっと前 痩せるために糖尿病の治療薬を不正に販売し、また入手する不届き者が続出したというニュースがあったが、とうとう先日からヤセる飲み薬が正規に市販されている。今後この類の薬は改善・進化され、もっと簡単で副作用のない製品が続出するであろう(市場は世界規模、巨大である)。また今後ips細胞を様々な体の部位に活かす研究が進み、ゆくゆくは人間そのものをまるっと一定期間でオーバーホールできるような時代が来れば、2200年前に諸葛孔明が 喉から手が出るほど欲しかった 不老不死の薬も不要となるに違いない。

 さてと。チョコザップにでも行って 体動かしてこよかな?
 ん?・・・入会してなかったわ。


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