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竹林整備11 竹の地下茎と放置竹林について
放置された里山の竹林を整備しています。
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先日、竹の地下茎を掘り出してみました。
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地下系にタケノコの赤ちゃんとなる休眠されている芽がありました。
古い地下茎はタケノコを生む力が衰えていますが、この地下茎はまだ、緑色なので、少し生産力があるのでしょう。
竹は地中にある地下茎が本体といっても過言ではありません。
一年間で5m〜8mほど伸びる特質があり、どんどん竹が生えていきます。
繁殖力が高いために、他の大木を枯らしてしまったり、シカやイノシシの棲家になってしまいます。
竹林を放置してしまうと、折れた竹や枯れた竹が蔓延してしまい、どんどんその土地が荒れてしまいます。
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古くから、竹は日本人にとって身近な植物で様々なものに利用されていました。しかし、国産タケノコから中国産の安価タケノコがメインになってしまい、日用品も竹製品からプラスチック製品に変わってしまい竹林は放置されてしまいました。そして放置竹林は社会問題になっています。
お味噌に酷似しているなぁ…。
自分が生まれ育った故郷や里山も同じで、日本中の里山が荒れているのが悲しくなりました。
北新庄地区の人口は2600人。
越前市内でも農業が盛んな地域に分類されます。
農業担い手の年齢割合は80代9%、70代38%、60代17%、50代9%、40代21%、30代6%となっています。
80代から60代まで足すと64%にもなります。
農業の高齢化、後継者不足も北新庄地区の課題と農政課の方が発言していました。
80代や70代の方を年寄り扱いするわけではありませんが、竹林整備は危険を伴いますし、整備中、転倒して骨折→そのまま寝たきりという可能性も否定できません。また、若い世代の方は竹や里山保全に興味もなく、誰かがやってくれるだろう…と敬遠しがちの傾向にあります。
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竹林問題をズバッと解決。
のようなことはできませんが、私は、チェンソーを片手に竹を整備することはできます。できることは限られれていますが、自分のできることを少しずつ、一歩ずつ。
また、自分の中で美味しいタケノコを育てたいという気持ちもあります。
竹林は一年中手入れが必要ですが、大豆と農作業期が重複しないのも利点です。
ゆくゆくは大豆栽培と里山保全が融合した農業形態ができないか?試行錯誤中です。里山が変わっていく変化を楽しみたいものです。