詩　大したことじゃない

今まで真剣に考えていない
自分が死ぬということ
いつかはその時が来る
もう人生の折り返しは過ぎた
いつかいつかと待っている
と言いながら
なんだかんだでまだまだだと思っている
もしかして明日までかもと考えたりしてみても
今度の休みは何しようって考える
あれが食べたいこれがしたいと
のんきに考える
でもほんとうにいつかはくる
経験したことがないから
いろんな妄想をする
痛いのはいやだし苦しいのもいやだ
老後の心配があるけど
不要かもしれない
周りの人に迷惑をかけたくない
ぽっくりがベスト
なんて言ってるうちはまだ真剣に考えてない
自分が死んで100年も経てば
いや50年くらいで
世の中に自分のことをおぼえてるひとなんかいない
なんにしろ
自分が死ぬ時のことなんか考えなくてもいい
ただ自分の身近な人ってなると悲しいけど