最近気になること

最近物騒な事件が多い。
身体を縛られて暴行され、金品を盗まれるなんていうニュースを見ると被害者の方が気の毒で仕方がない。

ニュースを見てると普通のバイト(普通と言っても時給は高いんだろうけど)だと思って連絡したら実は犯罪の実行役だった、というケースが多いらしい。逃げたくても自分や家族の情報を握られてしまい、脅されて犯行をやらざるを得ない状況になる、ある意味被害者かもしれない。
いや、被害者の方からしたら、そうだとしても犯罪者であり、許すことはできないですね…

こういったニュースを見て思うのは、脅されたとしてもそんな残虐なことができるものなのだろうか、ということ。手足を縛られて、目隠しをされて、暴行を加えられるなんて、とんでもない恐怖だと思う。通常の精神だったらそんなことできない。そう思うけど実際には何件も事件は起きている。

なぜそんな残虐なことができるのか?
私の推測だけど、実行役が犯行を行う時は「好きでやっているんじゃない。俺も脅されてやっているんだ。これは仕方がないことなんだ。悪いのは俺じゃなくて、指示役が悪いんだ。俺の意思じゃない。」と無理やり思い込むんだと思う。
そして指示役は実際に自分が手を汚さないから、残虐な命令をすることができる。「あいつら(実行役)がやっていることで、俺は悪くない」という心境なんだと思う。

昔、ユダヤ人に対するホロコーストがあったが、あの残虐な行為も役割が分けられていたから可能であった、と聞いたことがある。連行する役、施設の管理をする役、そして……。例の施設の設計者は怖くて実際に施設を見ることができなかったらしい(記憶に曖昧な部分があるので、間違っているかもしれません)。

見ず知らずの人間が繋がっていろんな役割を分担することによって、より凶悪な犯罪が可能になってしまう。自分も今、他人事のように書いているけど、いつ自分が被害にあうかも分からない。
こういった犯罪が起こらないように、なんとかならないだろうか…





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