古き良き時代
この前テレビで踊る大捜査線の映画を観た。
「レインボーブリッジ封鎖できません!」で有名な映画。若かりし頃にかなり流行っていたが、その時は興味持てなかった。
刑事ドラマとかサスペンスとか全く観ずに今まで生きてきた。損をしてるかどうかと言われたら、損とか得とかの基準で判断するんじゃないよと言いたい。損はしてないと思っている。
なぜか今頃になってどんな映画だったんだろうと興味が湧いてきた。なにがそんなに人を惹きつけたんだろうと。あの頃はどんな時代だったんだろうと。
友情、熱血、男社会(男尊女卑)。
そうだった、昔はそんな世の中だった。
30年前の価値観だったら熱くなっていただろうと思う。あいつのために、尊敬する上司のために、仕事に命をかけて突き進む。上の人間は悪いやつが多くて、下の現場の人間が立ち向かう。それがかっこいいと思ったいただろう。
でも今の時代に慣れた私は冷めた目で観てしまう。人生は仕事だけじゃない。家庭も大事。上の人間には悪いやつもいるけど、いい人もいっぱいいる。現場の人間が好き勝手やってては組織は回らない。マネジメントが大事。だから青島の行動も正しいとは限らない。
昔は良い時代で今が悪い時代だとは思わない。むしろ世の中は良くなってきている。いろんな価値観が尊重されつつあり、よりスマートになってきている。自分は今の時代のほうがいい。
ただ今回映画を観たことによって昔の価値観、世の中の風潮みたいなのを感じれて良かった。あの時代があったからこそ今の時代がある。今を一生懸命いきる。また何年か後に、今の時代が古き良き時代と言われるように。