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感情的な女は嫌われる。理屈っぽい女も嫌われる。どうしろって言うんだ。
私は、自己紹介文を書けと言われたら、一文目に「頑固で理屈っぽい」と書けるくらいの理屈女だ。
今となっては自覚しているが、両親の話では幼少期からずっと理屈っぽいらしい。
確かに、自分で記憶を掘り返してみても心当たりしかない。
そして私の旦那は120%感情男である。
何でもかんでも道筋を立てたがり、理由を知りたがる私は、感情よりも結果や出来事の事実ベースで話も物事も進める。
出たとこ勝負!直感型!の夫は、言うこともやる事もコロコロ変わり、彼曰く「その時はそう思った」で行動するのがベスト。
さて、理屈女(22)と感情男(31)が喧嘩するとどうなるか。
感情男の大爆発が起こる。
喧嘩をしているとお互いに感情が昂るので、気が付いたら話が逸れていることも多い。そんな時、理屈女の私は「論点がズレてるよ」と言う。
でも感情男の夫は、すでに「逸れた話」自体が本題になっているので、元々の論点などどうでも良い。
「今はこの話になっていてるんだから、論点とかどうでも良いんだよ!!」とまず1発目のプチ爆発。
理屈女は心の中で
「この話になっているのは分かったけど、論点はどうでも良くないでしょ。論点を見失ったら喧嘩の着地点が分からなくなるよ」
と反論する。
でも!これが屁理屈っぽい事は自分でわかっているので、心の中で、がポイントである。
そして喧嘩は続き、
「この喧嘩、内容は違うけど前にした喧嘩と全く同じフォルムだ…」
と気がつく。
そして今の喧嘩の旦那の主張は、以前の喧嘩の際の彼と主張と矛盾している…
ここまで気が付いたらもうアウト。
理屈女は黙っていられない。
「この前と言ってる事違うよね??」
あーあ、言っちゃった。と心の中で思う。
この台詞は感情男にとっては爆破スイッチ同然。
大爆発である。
「前の話」を持って来られるのは大嫌い。
分かってはいるんだけど、言ってる事が変わるっていうのは理屈人間には耐えられない。
・なんでこの前と意見が変わったのか
・どっちが本当の主張なのか
・次に同じような状況になったらどうすれば良いのか
この3つがハッキリすれば意見が変わったのも納得できるんだけど、この3つを質問すると、すでに爆発済みの感情男は更なる爆発を起こすので、これ以上の質問はしない方が吉である。
なんだけども、この3つが分からないまま矛盾した主張を聞けというのは、理屈女にパニック発作を起こさせる。
こんな喧嘩の時、大体言われるのは
「理屈っぽいんだよ、、」
の一言。
理屈っぽい自覚は全然なくて、気になったことを冷静に聞いているだけなので、この言葉は結構ズシーーーンと来る。
夫婦喧嘩の話は置いておいて(前置きだとしたら長い)
感情的な女が嫌われるのは良く聞く話だけど、理屈っぽい女も嫌われる。
ヒステリックに泣いたり怒ったりするのもダメで、論理的に話すのもダメなら、女にどうしろっていうのか、と思ってしまう。
多分正解はこうだろう。
優しくニコッと微笑んで、頷いていればいい。
質問された時だけ(あくまで控えめに)答えて欲しい。
もし求めている理想の女性像が本当にこうならば、きっと私みたいなのはお呼びで無いのだろう。