【24年11月4日】さやま市民ネットワーク問題をお伝えする理由
問題を検証、総括する理由
この問題についてある程度見聞きしている人たちの中には、さやまネット運営委員の主張や態度があまりに常軌を逸しているため「運が悪かったんだよ」「交通事故に遭ったと思って」「諦めて次に行ったほうがいい」と言う人もいます。
たしかに、動かないものを動かす、聞かないものを説得するのはひたすら消耗するばかりなのでそれもわかるのですが、私が「さやま市民ネットワーク問題」をきっちり検証して総括したいと考えるのには、下記の理由があります。
事実関係を正しく理解してほしいから
「代理人運動」そのものの問題点をお伝えしたいから
非民主的で強引な進め方に屈服するわけにはいかないから
一議員として、法的な問題を見逃すわけにはいかないから
人権尊重の立場から、泣き寝入りするわけにはいかないから
よそでも起こりうる・起こっている問題でもあるから
事実関係を明確にしたい
1.「事実関係を正しく理解してほしいから」について。この問題がこじれている理由の一つが「さやま市民ネットワーク運営委員が事実関係を捻じ曲げて主張しているから」です。事実の捻じ曲げが故意なのか思い込みなのかはわかりませんが、誤ったことが伝わってはいけません。これまでの会議録や録音、連絡の記録等を見返せば本当の経緯は明らかなので、これまでの流れを改めて振り返りたいと思います。
「代理人運動」自体にも問題を提起したい
2.「『代理人運動』そのものの問題点をお伝えしたいから」について。私がさやま市民ネットワーク問題を公開する理由の中で、最も大きなものと言えるかもしれません。
後に回を変えて詳述しますが、「代理人運動」には現代の社会情勢にそぐわない制度的な問題や弱点もあります。「なら、なぜ代理人を引き受けたのか?」と思われるかもしれませんが、さやまネット運営委員内でもこの問題点について確認しあった上で、「さやまネットから新しい持続可能な『代理人運動』に変えていこう」「さやまネットは代理人運動の変革というもう一つの使命を負うことになる」という共通認識のもとでスタートを切っています。
この共通認識が私の立候補への背中を押しました。代理人運動の検証作業はさやまネットで取り組むはずでしたが、解散によってできなくなってしまったので、私の宿題となってしまいました。
法的な問題を見逃すわけにはいかない
3.「非民主的で強引な進め方に屈服するわけにはいかないから」、4.「一議員として、法的な問題を見逃すわけにはいかないから」、5.「人権尊重の立場から、泣き寝入りするわけにはいかないから」について。
私は議員として「弱者の声を聞く」を大事にしています。そして、法令を守ることは当然のことです。法的にも道理としても通らないことを強引に押し通すさやまネット運営委員のやり方に泣き寝入りすることは、議員としての姿勢と真逆な態度になります。誤ったことであっても大きな声を出せばそれが通ってしまうというのは、間違っていると思います。
さやまネットの悲劇を繰り返さないでほしい
6.「よそでも起こりうる・起こっている問題でもあるから」について。
市民ネットワークはボランタリーな組織なので、一人ひとりのやる気がすべてです。また、運営メンバーに政治的関心や社会に対する問題意識がなければ機能しません。
政治団体を作るのですから大半の市民ネットは関心のあるメンバーが集まっているとは思いますが、そうでなかった場合には機能不全を起こします。面接試験を経て会社に入るのとは違い誰でも参加でき、職業のような義務的労働ではないので、運営の成否はメンバーの良識次第で決まります。機能しなかった場合、代理人(議員)は放り出されるだけです。この脆弱性をお伝えすることで、よその市民ネットではさやまネットのような悲劇を繰り返さないでほしいと思っています。
また、各地の市民ネットで代理人の離脱が多発しており、もしかしたらさやまネットと同様の事態も起きているのではないかと思い、本問題を詳細にお伝えする意義を感じています。
問題検証には公益性がある
さやまネットがつぶれた背後にある数々の問題点。これらを検証して広くお伝えすることには公益性があると考えます。そして、皆さんからご意見をいただき、私が考えるための参考にもさせていただきたいと思っています。
さやま市民ネットワーク問題について本当に理解するためには、前提として「市民ネットワーク」や「代理人運動」についての理解が必要であり、長い道のりになることでしょう。気長に読み進めてもらえたらうれしいです。私も片手間に書いていくので、ゆっくりとおつきあいください。
撮影:丸橋ユキ
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