顔はキャンバス、コスメは絵の具(土台編)
顔が薄い。
つまり、可能性は無限大というわけだ。
今日はそんな真っ白なキャンバスを彩る絵の具たちを紹介したいと思う。
だいたいが過去バズったプチプラコスメだ。インフルエンサーの導きのままにコスメを買った女の末路を見てほしい。ついでにわたしの顔面の塗装工程も聞いてほしい。わたしは語りたがりなのだ。
春だからコスメを買いたくなる人も多いだろう。そんな人の参考になったらうれしい。
ちなみにわたしの顔面は「安くて可愛い」をモットーにしているため、デパコス等の高価なものは出てこない。貧しいともいう。なので「これはデパコスと比べてこうで~」とか言いようがない。あしからず。
下地
・なめらか本舗 薬用美白スキンケアUV下地
スキンケアUV下地 。SPF40/PA+++。
化粧水兼美容液兼乳液兼クリーム兼日焼け止め兼下地。兼ねすぎ。
わたしは多機能な製品のことをそこまで信用していないため、化粧水をつけたあとで使っている。のびがいい。わりと白くなるので、顔の中心やきれいに見せたいところにだけ使うといい。当然、それ以外の部分には別で日焼け止めを塗る必要がでてくる。それを差し引いても良い製品だと思う。
正直、敏感肌でも乾燥肌でもないので感想はない。特に難はないと思う。
下地はわたしも迷子だ。たすけてほしい。
コンシーラー
・セザンヌ パレットコンシーラー ハイカバー
明るいベージュ、オレンジ、暗めのベージュ、3色入ったコンシーラー。
固めでよく密着する。わたしはパウダーファンデーションの前に塗っている。
明るいベージュでCゾーン、目じり、鼻根にハイライト感覚で、オレンジ色で青グマ、眉毛の剃り跡、口角のくすみをカバー、暗めのベージュは気が向いたときにほくろを消すのに使っている。
付属のブラシは両端が長さの違うブラシになっていて便利。
液状のコンシーラーと違い、それほどのびないので、広範囲をカバーするのは不向き。
ピンポイントにアラを消す用。
青グマがひどいのでオレンジ系のコンシーラーは重宝する。顔に凹凸がないので明るいコンシーラーもありがたい。暗いベージュはわかんない。
コンシーラーを塗ると、顔の土台ができてくる。
キャンバスがきれいだと絵具のノリもいい。
ファンデーション
・インテグレート プロフィニッシュファンデーション
しっかりカバーのパウダーファンデーション。マット。
わたしの顔は油ぬきしてない厚揚げくらい油が出るので、パウダーファンデーション一択である。そのなかでもこの製品は適当に塗ってもいいかんじになるので非常に重宝している。
スポンジで塗るとつきすぎる気がするので、ブラシにとって腕とかになじませてから塗っている。
顔の中心部にのみ塗ると、顔面が戦場に向かう体制になる。「土台、できました。可愛くなる準備、できてます」という感じだ。非常に頼もしい。
マット仕上がりでそこそこカバー力があるため、塗るときちんと感が出る。
公園の鳩を威圧したいときはこれ一択。
個人的な話になるが、人生ではじめて「これすごくいい!」と衝撃を受けたのがこのファンデだった。色も合うしとにかくきれい。色補正力が高く好ましい。
わたしの場合、1日経つと少し毛穴落ちする。脂性肌の宿命として受け入れている。色は4色展開なのでご随意にどうぞ。
・セザンヌ UVファンデーション EXプラス
パウダーファンデーション。気張らないメイクの時に使う。
インテグレートに慣れるとカバー力が物足りなく感じるが、その分薄づきで崩れ方もきれい。わたしの場合は皮脂と馴染んでテカる程度で毛穴落ちなどは感じなかった。主にお泊りのときやおうちでゆったり過ごすときに使う。
最近気づいたのだが、ファンデーションはカバー力があればいいというわけではない。
家でだらけるときは、当然、外へ出るときよりもゆるい恰好をする。ゆるい恰好に合わせてポイントメイクもほどほどにゆるくする。そのときにファンデのカバー力がいかついと、ポイントメイクとの調和がとれずに野暮ったくなる。オーバーキル状態だ。
このファンデーションは毛穴をぼやかし肌をうっすら白くし、なんとなく透明感を与えてくれる。肌がきれいな人やナチュラルメイクが好きな人、肌のアラはコンシーラーで全て消し去る人などにおすすめだと思う。あと付け心地が軽いのでファンデが苦手な人にも。
逆に濃いメイクで使うと良さが感じにくいかもしれない。UV効果はわからない。
パウダー
・セザンヌ うるふわ仕上げパウダー / 03ルーセントクリア
粉。無色透明。塗るとさらさらになる。
漆喰にはスサ(植物の繊維)を混ぜる。パウダーファンデーションの上にはパウダーを塗る。
細かい粉が肌をふわっとぼやかしてくれる。べたつきも取り去ってくれるし、透明なので白くなりすぎることもない。「微細パール配合」と書いてあるが、はた目にはわからない。顔を揺らすと自然なツヤとして光を細かく反射してくれる。
個人的に、粉とパフを刑務所の面会室みたいな中蓋で区切るのはいかがなものかと思うのだが、これについては致し方ない。わたしの好みの問題だ。中蓋があると衛生的でいいと思う。若干粉が付けづらいように感じるが、わたしのやり方がおかしいのかもしれない。
顔のテカる部分に塗った後、眉パウダーのノリをよくするために眉毛の中に粉を仕込む。にじみやすい目じりにもピンポイントで仕込む。濡れていると色が乗らないので、パウダーは大活躍だ。
巷にはトーンアップしてくれるパウダーも多いが、下地とファンデーションで白浮きギリギリを攻めているわたしとしては、パウダーまで白いとやや過剰に感じる。なので、質感のみを整え、テカリを防ぐこの塩梅がちょうどいい。
逆に、スクールメイクやおうちメイクなどの、「下地+パウダー」で済ませたい人にとっては透明なのが惜しく感じるかもしれない。ただ、肌の質感をかなりふわふわにして、毛穴やくすみも飛ばしてくれるので、下地がハイカバーなら選択肢としてありだと思う。
かつてない熱量で文字を打っている。長すぎるのでここで切る。
余談だが、気に入っている服やコスメを記録しておくと、後々見返す楽しみができると気がついた。
わたしは写真を撮らないので、なおさらこういうかたちでまとめておきたい。
次回はポイントメイク編。更新日時は未定。メイクの大トロ(と勝手に思っている)アイシャドウが控えているのでますます長くなりそうだ。
あったかくなってきたね。
おわり。
追記(2023/05/08)
ポイントメイク編が出ました。