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傾聴力とは

こんにちは。まるです。

私は就労移行支援の生活支援員として働いています。
支援員として働く中で、利用者さんと会話することが多くあります。
そこでは利用者さんの話を“聴く“ことがとても大切です。聴き方が違うだけで、相手が感じる安心感もかなり変わってきます。

今回は私が大切にしている傾聴力のポイントを6つご紹介します。

①しっかりと聴く

大前提、まずは相手の話をしっかりと聴くことが大事です。「聞く」でも「訊く」でもなく、「聴く」です。相手の方を向いて、目を見て、頷いたり表情をつけたりしながら聴きます。

②否定しない

相手の話を聴く時は、基本否定しません。そのため会話中に「でも…」という接続語が来ることはほとんどありません。否定されるとちょっと不快な気分になりますし、聞き入れてもらえないと感じ取ってしまうからです。私は自分の意見を言う時は、否定ではなくてアドバイスをするようにしています。その際は相手の話をしっかりと聴いて、「確かに〜ですよね」などと受け止めることを忘れないようにしています。

③事実と感情を分ける

話の中には大抵、事実と感情の2つが組み込まれています。ある事実があって、それに対してどんな感情を抱いたのかです。この2つをごちゃごちゃにして話を聴くと、整理がつかなくなってまとまりのない状態になってしまいます。そのため、相手の話の中で事実が何で、その時の感情はどんなものだったのかを丁寧に整理しながら話を聴いています。

④感情に寄り添い共感する

寄り添うことは何よりも大事だと思っています。どれだけ親身に話を聴いてくれても、そっけない返事しか返ってこなかったら悲しくなります。相手の感情にしっかりと寄り添い、共感の精神を持つことが大切だと思っています。

⑤言語化のお手伝いをする

就労移行支援で働いていると、自分の気持ちをなかなか言葉にできなかったり、上手く伝えられなかったりする利用者さんが多くいます。そんな時に相手の言いたいことを整理して言語化するお手伝いをします。そうすると頭の中で今の気持ちや状況が整理されて、今後の方針が立てやすくなるからです。

⑥自分の価値観を押し付けない

「こうするべき」「自分はこうだと思う」などの自分の価値観は相手に押し付けるべきではないと思います。もし話してしまうと、相手は自分のことを否定されたように感じたり、強い言葉をかけられたように感じたりしてしまいます。あくまで聴くことが大切なので、自分が思ったことを多く話すのは避けるのが良いと思っています。

以上が私が大切にしている6つのポイントです。
相談支援の仕事以外に、普段の会話でも役に立つと思っています。実際にこれらのことを意識しているおかげか、友達からは「聞き上手」と言ってもらえることが多いです。

これからも傾聴力を伸ばせるように、日々聴き方を工夫していこうと思います。

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