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choro_pa
#6 絶望のなかの希望
絶望のなかに希望があるって本当だと思う。
私は精神疾患になって、就活も卒論もバイトも、何もかもができなくなった。
何もできない私は、絶望のなかに囚われることになった。
でも絶望しているときに、他にも私と同じように苦しんでいる人がたくさんいると知った。
入院して、同じような悩みを抱えている人たちと関わった。
そしてそのような人たちの手助けをしたいと思うようになった。
私は少しずつ希望を掴めるようになってきた。
その希望は、「精神保健福祉士になって、私と同じように精神疾患で苦しんでいる人たちをサポートする」というものだ。
精神保健福祉士とは、PSW(Psychiatric Social Worker)とも呼ばれる、精神科のソーシャルワーカーのことだ。
心の病を抱えた人の日常生活や社会復帰を援助する専門職である。
精神保健福祉士になることが、今の私の夢。
そのために、来年から1年間、夜間の専門学校に通う。
応援は少ないかもしれないけど、頑張ってみる。
強くありたい。