腎生検の基準って何だ〜やらなくて安心?やりたくてもできない?〜
2020年の秋頃、私は経過観察でいつもの大学病院の腎内科を訪れました。
自分がIgA腎症ではないのかという危機感から、詳しい話を聞きたいという思いでした。
主治医にそのことを伝えると、あっさりIgA腎症の可能性を考えていたことを伝えられました。
しかし、確実なことは言えないので病名を伝えなかったようです。(分かるけどこういうのが怖い)
経過観察を続けることで、私の潜血は無くなる可能性はあるのかと聞くと
「なくなるというより、このまま横ばいかもしれない」とのこと。
自然治癒するかもと言っていた割に、その可能性が低いことに気づいている感じがする😂
横ばいだと結局少しずつ進行して、いつかやらなきゃいけなくなるのではないかと思いました。
私は「腎生検がしたい」と伝えました。
腎生検とは実際に腎臓の組織を採取して調べる検査で、入院も必要である程度体に負担もかかります。
一方で、病名の確定診断を受けることは治療を始めるために避けて通れません。
それしか方法は無いのか、知り合いのMRさんに聞いたところ生検はあくまで検査なのでどこの病院でもそれは変わらないだろうとのことでした。
他の病院でセカンドオピニオンを受けるなら、確定診断のあとの治療についてとのことです。
担当医の方は少し悩んでいるようでした。
腎生検は体に負担がかかるので、血尿だけでは経過観察を続けることが多いそう。
タンパク尿も検出されると、一気に腎臓病の可能性が高まるとのことでした。
ちなみに、堀田先生のクリニックだと潜血だけでも希望に応じて他の血液検査の結果なども加味しながら、扁摘パルスの対応もしてるようです。
この時は病院によって基準が異なることもよく分かっておらず、転院までは考えてなかったんですよね。
主治医説得するより、一度仙台まで行っても良かったかなと思っています。
タンパク尿が検出されるのは病気が進んでいることを意味します。早期治療の方が、もちろん寛解率は高いです。
将来のことを考え、周囲から検査を勧められたこともあり、腎生検を強く希望しました。
そうすると、担当医は了承してくれ、次回検査入院の相談をすることになりました。
安心して帰りましたが、この後事態は一変しました。
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