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世界的に売れているワインのラベルデザインの特徴は?ビジュアル戦略の成功例
ワインは赤、まーるです!
今日は、ワインを選ぶ際に意外と影響力を持っている「ラベルデザイン」にスポットを当てて、具体的な世界的ヒット作の例を見ながら、どのようにデザインが販売促進に寄与しているのかを探ります。
視覚的な魅力が消費者心理に及ぼす影響
ワインのラベルデザインはただの装飾ではありません。
消費者の心理に直接的な影響を及ぼし、購買行動を左右する力を持っています。
例えば、「Chateau Mouton Rothschild」シャトームートンロスチャイルドのラベルは、毎年異なるアーティストによるアート作品をフィーチャーしており、これがコレクターズアイテムとしても高く評価されています。
クリエイターもやりがいありますよね?コンペなんだろうか?笑
ちなみに2015年版は、有名なジャーマンアーティスト、Gerhard Richterゲルハルト•リヒターによるデザインで、そのユニークなビジュアルが話題を呼び、売れに売れまくったそう。
この成功例から明らかなように、色彩や図形、テクスチャの使い方が感情や記憶を刺激し、ワインのイメージを豊かにすることが、消費者にとって購買の大きな動機になるわけなんですね。
例えば、繊細な花のイラストや洗練されたタイポグラフィは、特定の消費者層に安らぎや上品さを訴えかけます。
ターゲットによって感受性は変わりますが、ワイン=上質な飲み物という一定の層に届けるならデザイン切り口も色々ありそうです。
物語性を引き立てるラベルデザインの効果
物語を感じさせるデザインが記憶に残りやすいことは、ワインの世界でも例外ではありません。
「The Prisoner」というワインは、その名前が示すように、ラベルには古い水彩画風の囚人のイラストが描かれており、独特のストーリーが感じられるデザインです。
「何だろう?」の演出。
これが消費者の興味を引き、多くの話題を呼びました。商品の物語性は、消費者がそのワインを選ぶ理由となり得るのです。
ビジュアルでストーリーを妄想させるアイデア。個人的に好きなアプローチです。
特に記念日やギフトとして購入する場合、その物語性は選ばれる大きな理由となります。
デザインとシュチュエーション。状況と演出に合わせてクオリティの高いストーリー性のあるデザインにすると、さらにサプライズがより記憶に残るものになるかも。
ターゲット層に合わせたカスタマイズの重要性
ターゲット層を理解し、彼らの好みや期待に応えるラベルデザインは、売上げを左右します。若者向けのワイン「Barefoot」は、カジュアルでポップなラベルデザインが特徴で、これが若い世代の消費者に受けています。
一方で、高級レストランやバーで好まれる「Opus One」のようなワインは、洗練されたエレガントなラベルデザインを採用し、上品さと高級感をアピールしています。
これらの例からわかるように、ワインのブランドがターゲットとする層の好みやライフスタイルを反映させたデザインは、そのワインが市場で成功するかどうかを大きく左右します。
また、限定版や特別なイベント用のワインでは、そのラベルが集める話題性も大きな価値となります。
デザインによってターゲットの印象も変わるし、そのデザインがあることでその人のライフスタイルが色付く。
かっこいいラベルのワインがずらっと並んでるだけで、その人の印象も変わりますよね。
コレがデザインの面白いところだなーと。
まとめ
ワインのラベルデザインは単なる装飾を超え、そのワインを語り、消費者とのコミュニケーションを取る手段。
今回挙げた成功例から、デザインがどのようにしてワインの販売促進に寄与しているかが見て取れるでしょう。
味ももちろん大切ですが、ワイン選びの際、ラベルのデザインが持つストーリーや感情にも耳を傾け、より豊かなワイン体験をお楽しみください。
それでは、今日もクリエイティブな一日を!