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「繊細で疲れる…」と思っていた私が見つけた意外な答え
この記事では繊細な性格をどうにかしたいと闘ってきた私が見つけた活路について、また私自身の心の変化や体験談についてお伝えします。
周りを気にし過ぎる自分が嫌でした
他人のちょっとした言葉に傷ついたり、場の空気を読みすぎたり、他人の顔色を伺ってしまう自分がとても嫌で、私は自分のことが好きになれずにいました。
自分のことを「敏感で勝手に傷つきやすい面倒な人間」だと感じていて、なんでこんなに繊細なんだろう?もっと鈍感になれたら楽なのに…と思っていました。
繊細さんって、他人に理解されないこと多いですよね?
辛い現状を誰かに相談しても、「そんなこと気にしなきゃいいのに。」の一言で終わってしまう。
それはそうなんだけど、正論なんだけど…それができないから苦しいのにって、相手の言葉を素直に受け取れない。
「気にしない」ができたらどんなに楽だろう、「気にしない性格」「くよくよ悩まない性格」になりたいと、どれほど思ったことかわかりません。
そんな私でも、ピークで辛かった時期に比べて、今はずいぶんラクに生きられるようになっています。
HSP(Highly Sensitive Person)という概念を知る
自分のことを繊細な人間だという自覚はあったものの、HSPという言葉、概念を知ったのはほんの数年前の話です。
そして、web上にある簡易チェックを行ったのは実はごく最近の話。
私HSPかも!?と思ってはいたのですが、調べれば調べるほど特徴に当てはまる当てはまる笑
HSPは、生まれつき感受性が高く、刺激に対して敏感に反応しやすい人のことだそうで。
HSPの特徴には、以下のようなものがあります。
物事を深く考える
刺激に敏感で疲れやすい
共感力が高く、他人の感情を察知しやすい
小さな変化に気づく
この特性を知ったとき、「ああ、私のことですやん」と即座に思いました。
まさか自分の性格がこんなにも当てはまっていることや、それがカテゴライズされていることに少し驚いたとともに、安心もしました。
ある一定数の人が同じ思いをしている。
悩んでいるのは私だけじゃない。
生きづらさを感じているのは私だけじゃない。
私の周りにはほとんどお見かけしない(知らないだけかもしれませんが)けど、世の中には仲間がたくさんいるのかもしれない。
そう思えました。
繊細さを受け入れることで変わったこと
以前は繊細な性格を変えたいと思っていました。
どうにかして治らないものかと思っていました。
でも今はある意味開き直っています。
実は、どうにかしようとイライラしながらもがいているうちはどうにもならないということに気づいたのです。
「開き直る」これが一番いい方法でした。
受け入れることで、少しずつ生き方が変わってきたように思います。
私の変化は以下の通り
① 無理に「強くなろう」としなくなった
以前は、「心を強くしなきゃ」「もっと鈍感にならなきゃ」と傷つかない自分になるために必死でした。
変わりたいけど変われない自分に苛立ち、自分を責めていましたが、今では「繊細なのが自分だから、もういいや」と思えるようになりました。
闘うのを辞めたというか、抗わなくなったことで気持ちがラクになり、結果、繊細さも少し緩和してきたという感じです。
② 自分に合った環境を整えるようになった
「環境に自分を合わせよう」「苦手を克服しよう」という気持ちから「苦手は苦手のままでいい」という気持ちに変わりました。だから、苦手なことを避けるように生きています🙄
人間関係も整えたし、働き方も変えました。
無理に周りに合わせるのではなく、「自分にとって心地よい環境」を意識するようになりました。
③ 繊細だからこそできることに目を向けるようになった
繊細さんが持つ、共感力の高さや人の気持ちに寄り添える優しさは、10代の頃から気づいていました。
でも、しょっちゅう忘れます😅
忘れて自分のことが大嫌いになります。
そのたびに、自分のいいところを書き出していました。
今では受け入れることができたので、大嫌いになることはありません👍
繊細な自分を大切にする
繊細さんの中でも、自分の事を守りながら大切にして生きている人もいれば、自分の事を否定して生きている人もいると思います。
私の場合は完全に後者でした。
今でも、繊細さに疲れることはあります。でも、以前のように「こんな自分ではダメだ」とは思わなくなりました。
もし、あなたも「繊細な自分が嫌い」と思っているなら、少しだけ視点を変えてみてください。
「嫌い→好き」になるのには、結構な労力が必要です。
でも、「嫌い→何とも思わなくなる」のは不可能なことではありません。
『自分を大切に!』はわかっているけど、頭ではわかっていても感情が追いつかないことってありますよね?
『自分を大切にする』というと少し負担に感じてしまうこともあるかもしれませんが、些細なことからで大丈夫です。
ゆっくりお風呂に浸かって体と心を休めたり、ホッと一息つけるような時間を作ったり。
そういったことを繰り返していくうちに、自分に対しての否定的な気持ちも少しずつ薄れてきます。
「自分のことを好き」になるのはハードルが高いかもしれませんが、『気にならなくなる=受け入れることができる』は目指せるかもしれません。
まずは自分を否定するのを辞めてみることから始めてみましょ🌱
まとめ
自分の弱みだと思っていた部分は、視点を変えると実は強みだったと気づくこともあります。
周囲に自分を合わせるよりも、自分自身にとって居心地のいい環境を整えていくことで、あなたの強みは益々大きなものとなっていきます。
ゆっくりでいいので、自分のためにできることを一つずつやっていきましょう😊