読書記録(マチネの終わりに)
この作品はとても良かった。
今年読んだ作品の中では一番だね。(村上春樹さんの作品を除いてはということだけれど)
ギターリストの蒔野とジャーナリストの洋子。
お互いにとても惹かれ合い、数度会っただけなのに結婚を決意。
でも神様の悪戯みたいなすれ違いでこの愛は実らず。
相手への想いを抱えながらも、顔を合わすことも話すこともなく別々の道を歩み数年が過ぎる。
『第九章 マチネの終わりに』、洋子は蒔野への想いを断ち切るために、彼のコンサートへ。
洋子の来場に気付いた蒔野は、洋子だけに届くようにアンコールで会場に語りかける。
最後にやっとお互いの想いが通じたのか、『あの池の辺りで』、奇跡的に出会えた二人。
カッコ良い大人の恋の物語でした。
この本を教えてくれたワンフォレスト@本紹介さんに感謝。