【アングラ人生感】幸せ恐怖症を克服するために
突然ですが、私は〝幸せ恐怖症〟を抱えています。(正式な診断名・病名などではありません。)
「幸せが怖い?なんじゃそりゃ」と思われる方もいらっしゃるでしょう。というか、普通はそう思いますよね。
稀にいるらしいです、幸せに恐怖を抱く人って。
私の場合は、主に恋愛の場面で発症することが多いですね。長年付き合っている彼女といて、幸せだなー!と感じているのに、なぜか離れたくなるっていう(笑)。
そのせいで、これまで数人の大切な人を自ら失ってきました…。
断じて、幸せになりたくないって訳じゃありません。むしろ誰よりも幸せを渇望しているはず…!
「それなら何でそうなる?」
この答えは、恐らくですが私の育ってきた家庭環境にあるんじゃないかと思っています。
条件付きの愛情と自尊感情
私は幼少の頃から、親に条件付きの愛情を与えられて育ちました。
条件付きの愛情とは、親の意に沿った行動をとったときにだけ褒められ、逆に親の意に沿わない行動をとれば叱られる、といったような事です。
たとえば、親が私に医者になってほしくて医大に入らせようとしている場合、私が医大を目指して勉強をし、合格すれば褒められます。
しかし、反対に私が「医者にはなりたくない」と別の大学を目指した場合、親は烈火の如く激怒し、人格否定を仕掛けます。
健全な親子関係であれば、親は子どもに対して無条件で愛情を注ぎ、子どもの意思を尊重しますよね。
私は、常に条件付きの愛情を受け取って生きてきたので、自尊感情がめちゃくちゃ低いです。
人から褒められても、「どうせお世辞だろう、自分なんてダメなところばっかりだし」と思ってしまったりと、〝自分なんて〟ループに陥ります。
ありのままの自分を受け入れられていないことが原因なんだとは思いますが、なかなか変えていくのは難しい(涙)。
学生時代に心理学の講義で、親は子どもの人格形成に大きく影響する、みたいなことを習いましたが、本当にその通りです。
私は、こういった経験から幸せ恐怖症になったのではないかと感じています。
自尊感情の低さと〝幸せ恐怖症〟の関係って?
自尊感情が低いからといって、それがなぜ幸せ恐怖症と繋がるのか。
そもそも幸せな状態に慣れていない、ということもあるのでしょうが、1番は「自分が幸せになる資格はない」と考えてしまっていることに大きく関係していると思います。
自尊感情が低いゆえに、ここでも、先ほどの〝自分なんて〟ループに陥ってしまうんですよね。(自尊感情ってめっちゃ大切やん…。)
というわけで、自尊感情の低さと幸せ恐怖症には密接な関係があるのです。
幸せ恐怖症を克服するためには
では、幸せ恐怖症をどう克服すればいいのか。
正直なところ、私も模索中なのではっきりとした答えは見つかっていません。
ただ、少しずつですが、こういうマインドをもっていたらいいのかな?というのは見つかりつつあります。
同じような悩みを抱えている人のためにも、私なりの幸せ恐怖症を克服する方法をご紹介します。
①自分に対して、私は幸せになってもいいんだと思い込ませる
②小さな成功体験を作って自己肯定感を高める
③幸せが怖い自分を素直に認める
先述したように、自尊感情が低いと、心のどこかで「私は幸せになってはいけない」と思い込んでしまいます。
これは無意識に思ってしまっているので、すぐに変えることは難しいでしょう。
なので、手っ取り早いのは自分に思い込ませてしまうことです。
洗脳に近いかもしれませんが、毎日、私は幸せになっても良いと思い込むようにすることで、いつの間にか心の底から思えるようになるかもしれません。
私は少しずつですが、本当に幸せになってもいいと思えるようになってきています。
また、小さな成功体験については、「今日は掃除をしよう」などの本当に些細な目標を立てて実行し、できた自分を褒めてあげる。これを繰り返すことです。
積み重ねることによって、自分に自信をもてるようになっていきます。自尊感情、自己肯定感が高まっていくのです。
最後に、幸せが怖い自分を素直に認めるということ。これは1番大切なことです。
幸せ恐怖症の人は自己否定がそもそも強いので、まずは、自分の感情に対して否定的にならないことが大切です。
「私は幸せが怖いんだな」と素直に認めてあげることで、スッと心が軽くなります。
3つとも共通していえるのは、時間がかかるということです。長年築き上げられてきたものなので、すぐにできることではありません。
ただし、焦らずに継続して実行することで、本当に少しずつですが、変化していくことができると思います。
私もまだまだ幸せ恐怖症を克服できていませんが、少しずつ着実に変化しています。
なかなか苦しい道のりですが、いずれ絶対に克服して幸せになってやります!
同じ悩みをもっている方は、ぜひこの記事を参考にして、一緒に克服していきましょう。
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