『本を読む本』を読んだ感想【レビュー】
本の概要
タイトル:『本を読む本』
著者 :J・モーティマー・アドラー
出版日 :1997年10月9日
テーマ :実践的な読書の技術
誰向けの本なのか:
教養書を効率的に読みたい人、本の読み方を体系的に学びたい人、読書後に何かを得たい人
読んだきっかけ
Developers Summit 2024「エンジニアリングマネージャーはどう学んでいくのか」のセッションで紹介されていたから。
紹介と書いたが、実際は内容の一部引用があっただけだ。
それでも私は一瞬で興味を惹かれ、すぐさま図書館で取り寄せた。
良かった点
読書を因数分解して説明していたので、理解しやすかった。
読書の目的は2パターン「情報を得るため」「理解を深めるため」とか。
一気に理解するのではなく、整理してスコープを小さく、明確にするのが重要だと理解できた。
読書技術として4つのレベルがあり、初級読書・点検読書・分析読書・シントピカル読書。
前レベルができないと後ろのこともできない(例:初級読書ができないと、点検読書もできない)
この中でも点検読書が私に影響を与えてくれた。
点検読書とは、短時間で拾い読みをして、本の構成や種類分けをして学ぶこと。
概要をわかっていれば、詳細の理解が段違いで深まる。また、このまま読むか読まないかも判断できる。
総合評価
おすすめ度は、⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
読後感としては、読んで良かったと思えた本。
とはいえ、シントピカル読書は一回で理解ができてないし、その後に書かれていたものも大分飛ばし読みした(ぶっちゃけ)
それでも、これまでの受け身の読書やなんとなく前から読み進める読書から積極読書に姿勢を変えることができたことは、この本の力であり、魅力なんだろう。
時間を空けて改めて読んで、さらなる理解を深めたい。
おわりに
本は全部、100%理解して読まなければいけないものでは無い。
まずは理解度が低くても読み終わることが大事だ。
その後、理解度を深めたければ再読して、わからないワードや内容を深掘りすればよい。
ある人にとっての良書が自分にとっての良書ではない。過去に読んだ本が良書で無くても、いま再読したら良書になるかもしれない。
良書に出会ったときに、理解度を深め学ぶために、この本を読んで準備しとくといいだろう。