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NYキャバクラ嬢の政治観:トランプ大統領誕生の翌日

ドナルド・トランプ大統領が当選した
衝撃の夜の翌日。

僕たちは、NYのキャ●クラを訪れていた。

一緒にNYを訪れた友人が
「ゴジ●が嫁さんと出会った店に行こう」と言い出したからだ。

本当かどうかはわからないが
とりあえず、行ってみる事にした。

そのお店は「日本人専門」のお店だった。

世界的な大都市NYのど真ん中にありながら
日本人専門で、商売が成り立つのだから驚きだ。

それほど、日本語に飢えた
NY在住の日本人がいるのだろうか?

おそらく、対象としてるのはNYの駐在員に違いない。

そのため、旅行者である
僕らが訪れるのは、珍しい様子だった。

年齢的には、20代後半のなんというか
人の話を聞いてあげられる器のある女性が多い印象だった。

その後、もう1つ店に行った。

そこは逆にバリバリ20代前半の若い子って感じの
女性ばかりが働いてる店だった。

同席した友人が、日本で20代前半の女性向けの
アパレルブランドに出資してるのだが
そのブランドを知ってる子がいて、盛り上がった。

その時に、昨夜のトランプ大統領誕生について
意見を聞いてみた。

「トランプ大統領について、どう思う?」

この質問の答えが
なかなか興味深いものだった。

・・・

嬢A「私は、トランプは政治に関して
ベイビーだから結局、何もできないと思うわ」

嬢B「日本もアメリカみたいに国の代表を
国民が選べるようにした方が良いと思う」

嬢C「トランプは移民に厳しいから
私たちみたいな留学生にもキツくなるかも」

こんな感じの回答が聞かれた。

「トランプはベイビーだから」

というなんともアメリカっぽい表現に
思わず笑ってしまった。

ただ、驚いたのは彼女たちが
日本で出会う同世代の女の子よりも
はるかにしっかりした政治観を持ってた事だ。

「国の代表を国民が選べるように」
このような意見は、日本人からはなかなか聞かない。

確かに、総理大臣は知らぬ間に
政治家たちが勝手に決めてるのが日本の状態だ。

当たり前になってしまって
そこに疑問を投げかける人すら少ない。

しかし、若くして異国の文化に触れた彼女は
日本を当たり前だとは感じていない。

アメリカと日本を比較して
日本がおかしい部分はおかしいと素直に言う。

そうしたフラットな感覚が
彼女達には育っているのかもしれない。

僕はあまりキャバクラには行かないが
この時の訪問は、とても良い経験になった。

・・・

「もしかしたら、若いうちから
どんどん世界に飛び出させた方が良いのかも」

NYの専門学校に通い、夜にはお店で働く、、、

異国の地で生き抜く彼女達から
新たな人生観を教わった気がした。

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