最近、GPTを教育や哲学のトレーニングに使えないか模索しています。哲学のトレーニング方法のひとつに、哲学対話(哲学カフェ)があります。
哲学対話とは?
今後、GPTを活用した教育が大幅に普及する可能性が高いと考えています。そして、GPTを利用する場合でも、人間が関与する場合でも、哲学的な対話が教育の場で行われるような時代がおとずれるかもしれません。
イーロン・マスクも自分の子どものために作った学校で、哲学対話のようなものを取り入れています。
そこで、今回は哲学対話のお題をChatGPTが提案できるか試してみました。
ChatGPTへの質問
まずはGPT-3の解答から
1番目がもっとも意外な案でした。これをテーマにしたことのある哲学カフェはあるのでしょうか?ChatGPTが学習したデータベースにあって、どこかは試したことがあるのでしょうか。
GPT-4の解答は?
GPT-4ではそのお題を選んだ理由、狙いについても説明してくれました。「「色」はどうして存在するのか?」は意外とめずらしいテーマではないでしょうか?
その他おもしろかったテーマ
何度か試してほかにもおもしろいテーマがあったのでメモしておきます。すべてGPT-4による回答です。
無限について考えることを狙っている点が面白いと思います。
この2つはかなり斬新な気がします。取り入れた哲学カフェはあるのでしょうか?2つ目などChatGPT、AIのテーマにもつながると思います。
あと、一般的な哲学カフェのテーマは物理学の知識が必要なことが避けられているような気がしますが、ChatGPTはその辺りも提案してくれるので幅が広がってよいと感じました。(もしかしてChatGPTが学習している言語は英語が多いので、英語圏では物理学系のテーマも多い?)
この2つはすこし難しい気がします。非常におもしろいテーマだとは思いますが。
追記:学んでほしいことを設定してテーマを考えてもらう
つぎのように学んでほしいことからテーマを決めてもらう、というやり方も試してみました。この方法は意外とうまく機能しました。今回は、適当に経験の重要性について学びたいとお願いしました。
GPT-4の回答は以下のようなものでした。
仮想現実のテーマやタイムマシンのテーマはすでに挙げられていました。ただ「経験の重要性」という観点から議論するために使えるのか、というのはここではじめて気づきました。
哲学対話を行うと、いつも自分が当たり前だと思っていた考えが、他の人から異なる視点で捉えられていることに気づくことがあります。その点で、まるでGPT-4と哲学対話をしているような感覚になりました。
まとめ(with ChatGPT)
・GPTを活用した教育が今後行われる可能性があります。
・イーロン・マスクが創設した学校では哲学対話のようなものが取り入れられている。
・ChatGPTに哲学対話のお題を提案させる試みを行った。
・物理学的な知識が必要なお題もChatGPTが提案してくれる。
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