マインドマップをnote記事に変換する方法(ChatGPT)
最近、文章をChatGPTを使ってマインドマップに変換しているひとたちをちらほらみたので、その逆もできないか試してみました。結論から言うと、うまく変換できることが分かりました。
この方法は、noteだけでなく、スライド作成や本・論文執筆、YouTubeの原稿作成にも応用できると思います。私自身もワークショップの企画を考える際に活用しています。
どのような人にこの方法が向いている?
マインドマップで考えるのが好きという人には向いている方法かもしれません。Youtubeでマインドマップを使いながら説明している人をちらほら見かけます。ただ、マインドマップだけをnoteに貼ると、理解しづらいと感じる人もいるでしょう。そのため、文章や動画の説明に変換することが必要です。
私は昔からマインドマップを使って考えた内容を整理するのが好きで、それをうまく活用してnoteを書くことができれば、とても便利だと感じていました。今回試してみて、思ったよりも活用できそうだと感じました。
方法・手順
以下の手順で、マインドマップを作成し、それをChatGPTでNote記事(ブログ記事)に変換します。
マインドマップの作成
作成したマインドマップのPlantUMLをChatGPTに貼り付け
Note記事(ブログ記事)に変換
マインドマップの作成
マインドマップは、次のサイトで作成できます。
サイトを開くと、以下のような画面が表示されます。
表示されている
@startuml
Bob -> Alice : hello
@enduml
をすべて消して、代わりに以下のコードを貼り付けます。
@startmindmap
* Debian
** Ubuntu
*** Linux Mint
*** Kubuntu
*** Lubuntu
*** KDE Neon
** LMDE
** SolydXK
** SteamOS
** Raspbian with a very long name
*** <s>Raspmbc</s> => OSMC
*** <s>Raspyfi</s> => Volumio
@endmindmap
すると、下のほうにマインドマップが表示されます。
上記の記法は、PlantUMLという書き方らしいです。とてもシンプルなので簡単に使えるかと思います。
基本的な使い方は以下の通りです。
・@startmindmapと@endmindmapの間に内容を記述する
・より枝分けしたければ、先頭につける「*」の数を増やす
他にも様々な記法がありますが、意外と簡単に使いこなせます。色を変更したりすることも可能です。以下のサイトでくわしく解説されています。
(なお、マインドマップ以外にも、さまざまな図を作成することができます。ChatGPTを使って図を簡単に作成できるようになると、スライドや資料にも図解を取り入れやすくなります。)
マインドマップをnote記事に変換
例として、次のようなマインドマップからnote記事を作成してみましょう。
まず、PlantUMLで上の画像のようなマインドマップを作成します。コード内で改行やスペースを加えることで、見やすさを向上させることができますが、実際の表示に影響はありません。
@startmindmap
* ChatGPT説明用note
** ChatGPTの背景
** 活用事例(おもしろい例)
*** youtubeの要約
*** 英会話・英文添削
** よくある誤解
*** ChatGPTは間違えるから使えない
**** Google検索のように知識を聞くためのものではない
*** 使うと考える力がつかない
**** おそらくむしろ逆
*** ChatGPTを使うのは簡単
**** 簡単だが使いこなすのは簡単ではない
** 実際に使ってみよう
*** 登録方法
*** 使うコツ
@endmindmap
PlantUMLをChatGPTに貼り付け
次に、ChatGPTに作成したPlantUMLを貼り付けます。マークダウン形式を使用して、noteの見出しを綺麗に表示させましょう。例えば、以下のようにお願いすることができます。
次のPlantUMLからブログの記事をマークダウン形式で書いてください。
(作ったPlantUMLを貼り付け)
実行結果はこのようになりました。長いので最初だけ貼っておきます。
ChatGPTからnoteにコピペ
最後に、ChatGPTの結果をnoteに貼り付けます。マークダウン形式でお願いしたことで、見出しや小見出しの形式が保たれます。一度に記事を完成させることは難しいかもしれませんが、各ブロックをコピーしてペーストすることで、効率的に記事を作成できます。
理想的な使い方
マインドマップアプリで作成してnote記事に変換
マインドマップをPlantUMLで作成する代わりに、iPadなどのマインドマップアプリを使って作成し、UML形式で書き出すことができれば、より便利です。この方法については、今後試行錯誤していきたいと考えています。実際、そういったChatGPTのプラグインが開発される可能性もあるでしょう。
※追記:PlantUMLでエクスポートできるアプリはまだ見つけれていませんが、マークダウン形式でエクスポートできるマインドマップアプリはちらほらありそうです。それをChatGPTに貼り付けてnote記事を書くこともできそうです。
たとえば、このアプリはマークダウンでエクスポートできました。(作成するときの使い心地が好みでないので、使っていませんが)
Microsoft Word内でできるようにならないですかね…?
こういうことはMicrosoft 365 Copilot出れば、パワーポイントやワード内でできるようになるかもしれません。ぜひマインドマップから文章やスライドへの変換機能の搭載お願いします!!(というよりスライド作るのめんどうなのではやくCopilot機能出してください!!)
まとめ(with ChatGPT)
・マインドマップをChatGPTを使ってNote記事(ブログ記事)に変換する
・マインドマップ作成にはPlantUMLを利用
・ChatGPTでNote記事に変換し、マークダウン形式で記述
・マインドマップアプリを使ってUML形式で書き出すことが理想的